新作ホイール60本以上を集めた盛大な内覧会
スポーツ系からドレスアップ系まで、幅広いホイールを展開するブランド「レイズ」。毎年、海外の販売代理店向けに行っていた新商品発表会「RAYS WORLD TOUR」(以下レイズ・ワールド・ツアー)が、2020年は静岡県の富士スピードウェイで行われた。
このレイズ・ワールド・ツアーは、過去に香港やラスヴェガスなどで行われたイベントで、その年に発表される新作を中心に多くのラインアップをズラリと並べ、現地の販売店の担当者にホイールの魅力を感じ取ってもらおうというもの。2020年は、コロナ禍の影響により、海外ではなく日本国内での開催となったというのが経緯だ。
例年、業界関係者への内覧会という体裁であったが、今回は富士スピードウェイでの開催であり、スーパーGT第2戦の日程後にあたる8月10日に開催ということもあり、本コースの走行やパドック、ピットなどを使った、内容充実のイベントとなった。
限定モデルや新作ホイールがずらり
富士スピードウェイのクリスタルルームには、60本もの新作ホイールや限定モデルが並べられた。レイズ鍛造ホイールの代名詞的ブランドであるボルクレーシングだけでもXX以上。独自で開発した新しい塗装技術であるアールイードットが施されたモデルなど、常に進化し続けるレイズのホイールが一挙に並ぶその模様はまさに圧巻であった。
レイズの新作ホイールを装着したデモカーも登場
パドックには、新作ホイールを装着したプロショップのデモカーやドリフトマシンも登場。
ベルサスブランド初となる鍛造モデル「VMF C-01」を履いたマクラーレンや、ホムラ2x10BDを履くテスラといった現行車のマッチングもあれば、ボルクレーシングTE37V SL 1920Limitedを履くS30Zや、TEAM DAYTONA F6 driveを履くRAV4など、ジャンルやカスタムのスタイルはさまざま。
レイズが展開するアフター向けホイールのラインアップの豊富なバリエーションを実感することができた。
本コースでは純正ホイールとレイズ製鍛造ホイールの比較試乗
プロドライバーによるサーキット走行で、純正のアルミホイールとレイズの鍛造ホイールの違いを体感できるプログラムも行われた。車両はGRスープラで、純正ホイールでの走行と鍛造ホイールでの走行を行い、その違いを助手席同乗で体感するというもの。ステアリングを握るプロドライバーも、やはりハンドリングや足さばきの正確性といった点で、鍛造ホイールのほうが優れているとコメントしていた。
レイズのスポーツホイールはサーキットがよく似合う
富士スピードウェイの本コースでは、レイズのホイールを装着したデモカーなどの走行も行われた。
レイズのキャッチコピーである「The concept is racing.」を体現するブランド「ボルクレーシング」をはじめ、「グラムライツ」や「VMF」などの装着車もコースを快走。サーキットのDNAをもつスポーツホイールメーカーらしい走行風景を見ることができた。