大雨災害の死者 70代男性を認定 長崎県災害警戒本部

 長崎市柳田町で12日、側溝に転落し死亡した同市の70代男性について、県災害警戒本部は14日、大雨災害による死者に認定した。男性の氏名の公表については現在検討中。12日の大雨による死傷者は2人となった。
 大浦署などによると、男性は12日午前8時20分ごろ、同町の歩道を通行中、深さ約2メートルの側溝に転落。水に流されて約1時間10分後に救出されたが、長崎市内の病院で死亡が確認された。当時、側溝のふたは外れていたという。
 12日は、長崎市野母崎でこの地点の観測史上最大となる、1時間に101.5ミリの猛烈な雨を記録。同市では住宅の一部損壊が4棟、崖崩れが15件あったほか、道路が陥没するなどの被害が相次いだ。
 県災害警戒本部は14日午後5時半に解散した。

 


© 株式会社長崎新聞社