【自民党総裁選】自民神奈川県連が予備選、菅氏の得票率78%

自民党総裁選の投開票日に合わせて行われた県連予備選の開票作業=横浜市中区

 安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選で、同党神奈川県連が党員・党友を対象に実施した予備選も14日に開票が行われ、菅義偉官房長官(衆院2区)が得票率78.64%で圧勝した。

 2001年に旋風を起こした小泉純一郎氏の同予備選得票率(77.51%)をも超える数字で、県連の土井隆典幹事長は「菅さんがマメに地道に取り組んできた積み重ねの結果。(党員・党友は)それだけ菅さんを身近に感じている」と語った。

 今回の県連予備選の投票率は64.22%(投票総数3万8905票)で、01年以降の4回で最高。菅氏は3万447票、石破茂元幹事長は6996票(得票率18.07%)、岸田文雄政調会長は1272票(同3.29%)だった。県連は最多得票の候補が3票を獲得する「総取り方式」を採用しており、3票を菅氏に投票した。

 土井氏は「党員あっての県連なので予備選をやって良かった」と振り返り、「自分が議員になってから2人も神奈川出身の総理が出るのは感無量。さまざまな面で党、県連、神奈川県に目をかけてくれる菅さんが総理総裁になり、ありがたい」と述べた。

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