マリナーズWヘッダーで1勝1敗 平野は第1試合で今季2セーブ目を記録

アメリカン・リーグ西部地区2位のアストロズを1.5ゲーム差で追うマリナーズは本拠地T-モバイル・パークで首位アスレチックスとのダブルヘッダーを行い、第1試合は5点差をひっくり返して6対5で逆転勝利を収めたものの、第2試合は0対9で完敗した。アストロズは試合がなかったため、ダブルヘッダーで1勝1敗のマリナーズは2位との1.5ゲーム差をキープしている。

第1試合はエース左腕のマルコ・ゴンザレスが先発したが、2回表にマーカス・セミエンのタイムリーで先制され、4回表にはショーン・マーフィーの6号ソロとセミエンの7号3ランで4失点。しかし、4回裏にルイス・トレンズの1号ソロで反撃を開始し、5回裏にはホゼ・マーモレホスの6号ソロとカイル・ルイスの10号2ランで3点を奪い、1点差に詰め寄った。

6回裏は二死一塁からティム・ロープスが同点のタイムリー二塁打を放ち、さらに二死満塁となってルイスの押し出し四球で勝ち越し。7回表は2番手として平野佳寿がマウンドに上がり、二死からマーク・キャナに死球を与えたものの、無失点に抑え、1点差で逃げ切った。ゴンザレスが今季6勝目(2敗)をマークし、平野は今季2セーブ目(防御率3.00)。アスレチックス3番手のホアキム・ソリアに今季2敗目(2勝)が記録された。

第2試合は先日メジャー昇格を果たしたばかりのジミー・ヤカボニスを先発に立て、ブルペン・ゲームで試合に臨んだが、1回表にキャナのタイムリーで先制を許し、3回表には2番手のセス・フランコフがラモン・ラウレアーノのタイムリー二塁打、ジョナ・ハイムとロビー・グロスマンのタイムリーなどで大量5失点。6回表には3番手のブレイディ・レイルがキャナの4号2ランとジェイク・ラムの1号ソロで3点を失い、0対9で完敗を喫した。

アスレチックス先発のマイク・マイナーは7イニングをわずか2安打に抑え、完封で今季初勝利(5敗)をマーク。ヤカボニスに今季初黒星が記録された。マリナーズは日本時間9月22日からアストロズとの最後の直接対決3連戦が控えており、最低でも現在のゲーム差をキープして「天王山」を迎えたいところだ。

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