江口洋介ら豪華キャストが「コールドケース3」の第1・2話に出演

吉田羊が主演する、WOWOWプライムで12月にスタートする「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」(日時未定)、ゲストキャストが発表。江口洋介、緒形直人、戸田菜穂、井之脇海、横田栄司、黒沢あすか、山本未來、岡部たかし、松角洋平、渡辺大が出演することが分かった。また、前シーズンで強烈な印象を残した利重剛も再登場することが明らかになった。

同ドラマは、ジェリー・ブラッカイマーとメレディス・スティーム製作総指揮で、2003~10年までアメリカ・CBSで放送され高視聴率を記録した人気海外ドラマの日本版リメークの第3弾。

第1・2話の前・後編で放送されるエピソードのタイトルは「鼓動」。ビルから小児性犯罪の前科者が突き落とされ殺害される。神奈川県警捜査一課の刑事・石川百合(吉田)らが事件を調べていると、現場に残された携帯電話に、9年前、自分の息子・大樹を殺害した罪で逮捕され、服役を終えた日向秀樹(江口)から着信が入る。秀樹は百合たちに9年前の事件の冤罪(えんざい)を訴え、さらなる小児性犯罪者の殺害を予告する。百合らが事件を洗い直すと、大樹は臓器移植法改正後、心臓移植で命を救われ、奇跡の子として世間で注目された子だった。そんな中、百合の相棒・高木信次郎(永山絢斗)は、小児性犯罪者に対して特別に強い敵意を見せる。

自らの無実を訴え、復讐に燃える父親である秀樹を江口が演じるほか、秀樹の妻・桜に戸田、秀樹の息子・大樹に心臓を臓器提供しドナーとなった諸星光の父・諸星要司に緒形、母・朱里に山本が扮(ふん)する。また、大樹の殺害事件の捜査線上に浮かび上がる牛久明良を井之脇、明良の父・昌和を横田、母・緑を黒沢が、高木の兄で過去に大きな傷を背負った光太郎を渡辺、刑事部長・井内利夫を利重が演じる。

江口は「これまでのシリーズを見させてもらったのですが、スタイリッシュで横浜の空気が匂い立つような映像や、サスペンスやアクションなどのスリリングさが魅力的な作品だったので、参加してみたいなと思っていました。テーマが子どもの虐待や性犯罪、さらに心臓移植という要素も入ってきている。この前・後編だけじゃ足りないぞというぐらい、伝えるべきことがたくさんあって、最初はどうしたものか、悩みました」と振り返りつつ、「今まで何度も出演してきた WOWOWということもあって、やはり地上波じゃできないもう一つ深いところを狙っているんだろうなと感じ、出演を決めました。シーズン3なのでチームワークもできていて、それぞれの役割がしっかりあって、おそらくゲストは全員気持ちよく演じさせていただいているチームなんじゃないかなと。それがこの作品が成功している要因だと思いました。いろいろなことを考えながら演じさせてもらいました。本当に仕上がりが楽しみです」と手応えを明かす。

緒形も「とてもいい脚本だったので、すてきな作品になればいいなと心から思います。そして、皆さまにとっても印象的な作品になればいいなと思い、撮影に臨みました。なんて言ったらいいのか、胸をえぐられるような、葬られてはいけないような内容で。脚本としてよく練られていましたし、それに引っ張られるようにやっていた感覚です。シーズン3のスタートとなる、この1・2話で最初にグッとつかまなければいけないと思いますが、それぐらい力があるような内容になったと思います。ぜひこの回を見ていただけたら、そのあとはずーっと最後まで続けて見ていただけると思います。気合が入った作品でもありますし、出来上がりを楽しみにしています」とアピール。

戸田は「今回演じた桜は、壮絶な過去を抱えながら、なんとか生きている女性だったので、私も演じていて息苦しくなるような苦しい思いでした。現場は緊張感がみなぎり、大変集中力が高まりました。監督のお優しいまなざが印象的でした。桜が、最後暗闇から抜け出せるか、いかに生きる術を見つけていくか、ぜひ皆さまにご覧いただきたいです」とメッセージを寄せる。

「母がアメリカ版オリジナルの『コールドケース』が大好きで、僕も学生の頃に実家でよく見ていました」と明かす井之脇は、「日本版にいつか参加したいと思っていたので、夢がかなってとても幸せです。完成を楽しみにしています。僕が演じた牛久明良は、少しひねくれた性格の持ち主で、心の奥には優しい一面も持っていることを忘れないよう演じました。吉田羊さん演じる百合と対峙(たいじ)するシーンでは、明良のその二面性がグチャグチャになります。僕も演じていて、今までにない心の揺れを感じました。そのシーンにぜひ注目して見ていただきたいです」と語っている。

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