算定ミスで再提案 補正予算案を可決 佐世保市議会

 定例佐世保市議会は15日、本会議を開き、新型コロナウイルスの影響で大幅な減収、減益に見舞われた公共交通機関への給付金などを盛り込んだ総額約3億3500万円の本年度一般会計補正予算案など23件を可決、承認、認定した。
 補正予算案を巡っては、市は当初、新型コロナによる休業で収入が減った指定管理施設の指定管理料を増額補正しようとしたが、算定を誤った施設があったとして撤回。対象となる全施設の指定管理料の増額分など計約1億3200万円を減額した補正予算案を再提案していた。
 日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める市民団体からの請願は賛成少数で不採択。米海軍佐世保基地の日本人従業員の労務費負担の継続に関する意見書を国に提出するよう求める請願は閉会中の継続審査とした。
 16日からは一般質問を開始。18日までの3日間で3会派16人が登壇し、災害対応や医療体制などについて市側をただす。

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