内定取り消しになった学生は174人 過去10年では東日本大震災に次ぐ多さ

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内定を取り消された学生は174人

厚生労働省は9月15日、今年3月卒業の学生で就職内定を取り消された人が、8月末時点で174人にのぼると発表した。このうち、新型コロナウイルスの影響とみられる内定取り消しは104人。前年からは139人増えていた。

過去10年をさかのぼると、東日本大震災の影響を受けた2011年卒の598人に次ぐ多さだった。

入社時期の繰り下げ、従業員数「300人以上」の企業で最多

内定を取り消された174人(76事業所)のうち、89人はすでに別の企業に就職済み。また、入職時期が繰り下げられた学生も1210人(87事業所)にのぼり、うち1208人は新型コロナウイルスの影響と考えられる。1184人は、8月末までに働き始めているという。

内定取り消しの内訳を学校種別にみると、大学生、短大生、専門学生などが132人で、高校生が42人。産業別では、最多が「生活関連サービス、娯楽業」(42人)で、次いで「卸売、小売業」(40人)、「宿泊、飲食サービス業」(20人)などと続いた。

企業規模別にみると、「99人以下」(76人)が最多。次いで「100~299人」(56人)、「300人以上」(42人)と続いており、中小企業ほど厳しい状況がうかがえる。

一方、入社時期の繰り下げについては、大企業の「300人以上」(881人)で最多に。他の「100~299人」(197人)、「99人以下」(132人)'と比較しても4倍以上にのぼった。態様別では、予定通りに入社させて実際の就業をさせない「自宅待機」(842人)が多かった一方、入社日そのものを延期させられた学生も368人いた。