【速報】内閣支持率・与党支持率がW上昇?!次期衆院選の結果はいかに!2020年9月電話・ネット意識調査

選挙ドットコムでは、9月12日(土)、13日(日)に日本国内の18歳以上の方を対象としたハイブリッド調査(電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式)による全国意識調査を実施しました。

「選挙ドットコムちゃんねる」でもゲストにJX通信社の米重克洋さんをお招きし、今回の調査について解説していただきました。 励みになりますので、ぜひチャンネル登録お願いします!

【政党支持率】自民党支持が電話・ネットともに増加

普段支持している政党について質問したところ、上記の表の通りの結果となりました。電話調査・ネット調査ともに「支持政党がない」という回答の次に「自民党」支持層が多い結果となっています。

9月の政党支持率の動向で特徴的なのは自民党の支持率が電話・ネットともに前月と比べて1ポイント以上増加したことです。他に1ポイント以上の変動があったのは電話調査では公明党が1.1ポイント増、立憲民主党が1.9ポイント減で、ネット調査では日本維新の会が1.7ポイント減でした。

内閣支持は支持率・不支持率が拮抗状態に

内閣支持率は前月の調査と比べて「支持」の割合(強く支持する、どちらかと言えば支持するの合計)が大きく増加し24.7%でした。一方で「不支持」の割合(全く支持しない、どちらかと言えば支持しないの合計)は大きく減少し35.5%でした。

(※電話調査とネット調査の合算値。両者は調査方法が異なるため参考として)

ネット調査での内閣支持の割合は32.7%で、8月調査の19.1%から13.6ポイント増加しました。内閣不支持の割合は34.7%で8月調査の53.3%から18.6ポイント減少しました。

電話調査の内閣支持の割合は40.0%で8月調査の30.2%から9.8ポイント増加しました。一方内閣不支持の割合は36.2%で8月調査の46.9%から10.7ポイント減少しました。

次期衆院選の比例投票先・立憲が電話・ネットで前回から増加

「次期衆議院選挙において、あなたは、比例区では、どの政党に投票したいと思いますか」と次の衆院選での比例投票先意向を聞いた結果が上の図です。

前回7月の調査と同じく電話調査で最も多かった回答は「自民党」、ネット調査で最も多かった回答は「わからない」でした。

電話調査とネット調査で前回と比較して同じ動きを示しているのは公明党(減少)、共産党(減少)、日本維新の会(減少)、立憲民主党(増加)、れいわ新選組(減少)となっています。

【速報】次の衆院選はもうすぐ?!比例投票先で最も多い回答は…2020年7月電話・ネット意識調査

自民党の新総裁について

14日に自民党の両院議員総会で選出された自民党の新総裁について「自由民主党の新総裁が14日に決まります。あなたはどの候補者を支持しますか」と聞いた結果が上記の通りです。

ネット調査で「わからない」という回答が電話調査より多くなっていますが、3人の候補者の中で最も多かったのが実際に選出された菅義偉氏で、次いで石破茂氏、岸田文雄氏と続きました。

野党合流新党について:「期待しない」が4割超

立憲民主党・国民民主党が合流して設立された新党「立憲民主党」についてどう思うかを聞いた結果が上記の通りです。

ネット調査で「期待する」との回答は20.1%、「期待しない」は45.8%でした。一方で電話調査で「期待する」との回答は35.6%、「期待しない」との回答は41.5%でした。

消費税減税について:減税賛成が反対を上回る

消費税の減税について「野党各党は、新型コロナで落ち込んだ景気への対策として、消費税の減税を訴えています。あなたは、消費税を減税する政策について、どう思いますか?」と聞いた結果が上の図の通りです。

ネット調査・電話調査ともに「賛成」が「反対」を上回る結果となりました。特にネット調査では減税賛成の声が反対の2倍以上を占めました。

大阪都構想について:賛成が反対を上回るが「どちらとも言えない、わからない」が全体の半数を占める

大阪都構想について「大阪市を廃止し、4つの特別区に再編する大阪都構想について、あなたは賛成ですか、反対ですか」と聞いた結果が上の図の通りです。

ネット調査・電話調査ともに「賛成」(強く賛成する、どちらかと言えば賛成する、の合計)が「反対」(強く反対する、どちらかと言えば反対する。の合計)を上回りました。一方でネット・電話の両方で「どちらとも言えない、わからない」という回答が全体の半数前後を占めています。

ネット調査と電話調査の回答者に占める年代別割合について

調査の回答者の年代別割合は上の図の通りです。ネット調査では、回答者の約7割を40歳代以下で占めており、比較的若い年代層の意識を抽出しています。また、電話調査では回答者の7割以上が50歳以上で占められており、比較的高い年齢層の意識を抽出しています。

参考として昨年の7月に行われた第25回参議院議員通常選挙の投票者に占める年代別の割合も掲載しました。50代以上の投票者が7割近くを占めており、現段階では電話調査の方が投票者に近いサンプリングとなっています。

しかし、電話調査だけでは40代以下のサンプルをなかなか獲得することができません。選挙ドットコムのハイブリッド調査ではネット調査も同時に行うことにより、電話調査だけでは見えてこない若い世代の意識も抽出するように心がけています。

調査概要:調査は令和2年9月12日(土)と13日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で1,025件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1,000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査ではスマートフォンアプリのダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。

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