ナショナルズの20歳・ガルシアが決勝弾 筒香は途中出場で2三振

【ナショナルズ4-2レイズ】(延長10回タイブレーク)@トロピカーナ・フィールド

ナショナルズは9回裏二死からブランドン・ラウに13号ソロを浴び、同点に追い付かれたものの、タイブレークに突入した10回表に先頭のルイス・ガルシアが初球を捉え、右中間への2号勝ち越し2ラン。今季メジャー最年少(2000年5月16日生まれ)のルーキーが放った一発が決勝点となり、レイズを4対2で破った。

タイブレークの初球を叩いて決勝弾を放ったガルシアについて、デーブ・マルティネス監督は「彼は恐れというものを知らないんだ」とその度胸を絶賛した。チームが低迷していることもあり、8月中旬にメジャー昇格を果たしたガルシアだが、ここまで27試合に出場して打率.284をマーク。2000年代生まれのメジャーリーガーとして史上初の本塁打を放つなど、抜擢に応える働きを見せている。

ナショナルズ先発のオースティン・ボースは初回にネイト・ロウのタイムリー二塁打で先制を許したものの、5回4安打1失点の好投を披露。6回表にアズドゥルバル・カブレラの7号2ランで逆転したため、今季初勝利の権利を得たが、5番手のダニエル・ハドソンが9回裏から同点弾を浴びたため、残念ながら白星を手にすることはできなかった。

ナショナルズは5番手のハドソンが今季2勝目(2敗)、6番手のカイル・マゴーウィンが今季初セーブをマーク。レイズはガルシアに決勝弾を献上した7番手のニック・アンダーソンが今季初黒星(1勝)を喫した。

レイズの筒香嘉智はベンチスタートとなり、7回裏一死一・二塁のチャンスに代打で登場。しかし、95.4マイル(約154キロ)のシンカーを捉えられず空振り三振に倒れ、ラウの同点弾の直後に回ってきた9回裏の第2打席でも97.9マイル(約158キロ)のフォーシームにバットが空を切り、2打席連続の空振り三振を喫した。2打数ノーヒットで今季の打率は.190、OPSは.718となっている。

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