「私なりに全力」 北村創生相、最後の会見

在任約1年間を振り返る北村地方創生担当相=内閣府

 北村誠吾地方創生担当相(衆院長崎4区)は16日、内閣総辞職後に最後の会見に臨み、在任約1年間を振り返った。地方創生を推進するため全都道府県すべてを視察したことなどを挙げ「私なりに全力を尽くした」と感想を述べた。
 視察の意義について「現場の生の声を十分に聞き取り、地域の実情や課題を理解し、多岐にわたる施策で地域の皆さんのチャレンジを応援してきたつもりだ」と強調。実務面では、第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定や改正国家戦略特区法など4法案を成立させたことなどを成果として挙げた。
 在任中は、国会での不安定答弁などがたびたび野党の標的となり、審議が紛糾。記者から「つらい、辞めたいと思ったことはないか」と問われると「全くない。逆に私なりに仕事をさせてもらった。充実感はある」と話した。


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