アストンマーティン、カーボンモノコックが特徴の初レーシングシミュレーター『AMR-C01』を発表

 9月15日、アストンマーティンは同社初となる究極のラグジュアリー・レーシング・シミュレーター『AMR-C01』を150台限定で生産すると発表した。

 GTワールドチャレンジやWEC世界耐久選手権をはじめとするスポーツカー・GTレースで活躍し、2021年には自動車レースの最高峰、F1世界選手権にも参戦することが決定しているアストンマーティン。そんなイギリスの自動車メーカーが、同社初となる本格的なレーシングシミュレーターをお披露目した。

 AMR-C01と名付けられたシミュレーターは、アストンマーティンと、同社のレーシング部門であるアストンマーティン・レーシング(AMR)でワークスドライバーを務めるダレン・ターナーが代表のハイテク企業『Curv Racing Simulators』との新たなパートナーシップから生まれた最初の製品だ。

 ラグジュアリーかつスタイリッシュな外観はアストンマーティンのデザインチームが担当し、モノコックには軽量のフルカーボンファイバー・モノコック構造が採用されたことにより、高い剛性に加えてスポーティなスタイルも実現している。

 シートはアストンマーティンのハイパーカー『ヴァルキリー(Valkyrie)』のポジションが再現され、Curv Racing Simulatorsが担当したソフトウェアには、最新の『Assetto Corsa(アセット・コルサ)』が採用、リアルさながらのドライビング体験が提供されるという。

フロントはアストンマーティンの象徴的なグリルを連想させるデザインに

 このアストンマーティン初となるレーシングシミュレーターにターナーは、「AMR-01はレースに対する愛情から生まれた」と語った。

「僕たちはユーザーが自宅でくつろぎながら、バーチャル世界のレースで素晴らしい時間を過ごすことができる臨場感あふれるシミュレーターを製作した。僕たちの目標は、実際のレースとおなじくらいエキサイティングな体験をバーチャル世界で提供することだ」

「このシミュレーターによって、より多くの人々にレーシングカーを運転する楽しさを知ってもらい、eスポーツの成長に貢献できれば幸いだ」

「このようなシミュレーターを開発できたことを誇りに思う。AMR-C01はデザインおよびエンジニアリングの面において、もっとも美しいホームシミュレーターであると確信している」

 このアストンマーティンAMR-C01は、わずか150台が限定生産され、税抜き価格5万7500ポンド(日本円にして約780万円)で現在注文を受付中だ。詳細はCurv Racing Simulatorsの公式ホームページ(https://www.curvrs.com/)まで。

カーボンモノコックに施されたアストンマーティンのロゴ
白×ブルーのカラーバリエーション
こちらは伝統的なブリティッシュグリーンのAMR-C01
AMR-C01を真上から見た様子

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