登下校中に児童へ安全確認を促すロボット「Ropot」‐ホンダが公開

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本田技術研究所は9月16日~18日まで幕張メッセで開催されている「教育ITソリューションEXPO」にて、子どもの通学中に安全意識の向上をサポートする小型ロボット端末「Ropot(ロポット)」を公開した。

Ropotは、GPS機能と同社独自のセンサーが搭載されており、児童がアプリで事前に設定した通学路における安全確認地点を通過するときや、後方からの車や自転車などが接近しているときに、振動することによって注意を促すことができる。

安全確認リマインド

Ropotは、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末から利用できるアプリケーションとクラウドで接続することによって、地点データ(自宅・学校、通知地点、安全確認地点)の設定や児童の行動データ(現在位置、行動経路、一時停止履歴)の確認が可能。

安全確認地点の設定については、児童と保護者が一緒に通学路における「一時停止が必要な横断歩道」や、「死角になっている曲がり角」など、実際に目で見て確かめ、アプリ上で簡単に登録することができる。

また、通学中に安全確認をリマインドするだけでなく、児童の帰宅後にアプリ上に表示される行動履歴を用いた親子での振り返りも可能だ。

警察や交通指導員だけが交通教育を指導するのではなく、保護者や学校の教師などの身近な存在が指導することが重要だ、と開発研究担当者は語った。

後方確認リマインド

Ropotには自動車の自動運転・ブレーキ技術で活用されているセンサーが搭載されており、早いスピードで後方から接近する車両が来た際にも振動し、児童に対して後方確認を促す。

カメラセンサーではないため、長い髪の毛や交通標識によって死角になるといった心配はない。また、一定以上の速さで接近する物体を検知するため、衝突すると危ないランニングをしている人などに対する注意も促すことが可能だ。

これらの機能により児童の安全確認の習慣づけや安全意識の向上が期待され、交通事故の削減につながるとしている。

Ropotは、現在研究開発中であり具体的な販売計画は立ってない。今回教育ITソリューションEXPOに出店したのも営業目的ではなく、教育機関や自治体の反応をみるための研究開発の一環だと、開発研究担当者は語る。

今回の発表で、ITの力で一人でも多くの命を救うことは可能だと感じさせられた。この可愛らしいロボットもその一役を担うような未来に期待したい。