森崎ウィン、『彼女が成仏できない理由』W主演・高城れにの一言に思わず…

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「エーミンはミャンマー人。その役をミャンマー人である僕が演じられるのは、この上なく嬉しいこと。これまでタイ人やベトナム人の役はやったことがありますが、ミャンマー人の役は今回が初めて。それも全国放送のNHKで主演の一人として演じられるなんて! ずっと抱いていた、エンターテインメントを通してミャンマーを知ってもらいたいという夢が、このドラマで一つ叶えられたのかなと思うと、とても幸せです」

と言うように、劇中には森崎さん発の、ミャンマー人役ならではの細かな描写がそこかしこに。

「仏壇に足を向けて寝ないとか、目上の方には必ず敬語で話すとか。台本には敬語ナシで年上の人と話すセリフもありましたが、ミャンマーの国民性を説明して、敬語に変えてもらいました。今作ではミャンマー語で故郷のおばあちゃんに思いを吐露するシーンもあります。僕自身、ミャンマーに大切なおばあちゃんがいるので、自分と重なり、演じていて熱い思いがこみ上げてきましたね」

森崎さん演じるエーミンは、子どもの頃から漫画家になることをまっすぐ夢見て日本に勉強をしに来た、とってもピュアな青年。澄んだ瞳を持つ森崎さんは、まさに適役といえそうだ。撮影現場では、隙あらば周囲の人にちょっかいを出す姿から、幽霊役の高城れにさんに「5歳児みたい(笑)」と評されたようだが…。

「釈明させてください! 自粛期間があって、撮影開始がずれ込んだあとの現場だったので、幸福感がうわーっと溢れてしまって(笑)。普段の僕は、30歳にもなりましたし、自分の発言に対する責任感とか周りからどう見られているのかなど、前に比べたら考えるようになりました。一方で、ありのままの自分を臆せず提示するという意味で、どんどん素直になっている部分もあります。エーミンとは少し違いますが、そういう素直さや純粋さは、年齢を重ねてもなくさずにいたいですね」

今作は人間と幽霊という関係上、大切に思いながらも近づけない二人のラブコメディ。台本はコロナ禍以前にあがっていたが「今の状況とリンクを感じる」と森崎さん。

「この物語はファンタジー。でも自粛期間を経て人と触れ合えない経験を多くの人がしたからこそ、二人の関係も身近に感じるはず。キュートなドラマですが、人との距離感についても改めて考えられる作品になっていると信じています」

『彼女が成仏できない理由』 森崎さんと、ももいろクローバーZの高城れにさんのW主演。漫画家志望のミャンマー人エーミン(森崎)と幽霊の玲(高城)との恋、さらに玲が成仏できない理由とは? NHK総合にて毎週土曜23:30~放送中。全6回。©NHK

もりさき・うぃん 1990年8月20日生まれ、ミャンマー出身。小学4年生の時に日本へ。映画『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビュー。ソロ歌手としても活動中。

ブルゾン¥138,000(チンクワンタ TEL:050・5218・3859) シャツ¥42,000(カンタータ/カルネ TEL:03・6407・1847) パンツ¥23,000(ヨシオクボ TEL:03・3794・4037)

※『anan』2020年9月23日号より。写真・内山めぐみ スタイリスト・森田晃嘉 ヘア&メイク・KEIKO インタビュー、文・保手濱奈美

(by anan編集部)