「e-BOXER」搭載モデルと「STI Sport」を新たに設定
2016年10月にデビューした現行型インプレッサは、SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を初採用し、国産初となる歩行者保護エアバッグなどの新技術を採用。「総合安全性能」と「動的質感・静的質感」の大幅向上を実現した。
今回の改良では、インプレッサ5ドアに、新感覚の走りの愉しさを実現する電動技術e-BOXERを搭載したAdvanceと2.0e-L EyeSight、そして、STIのチューニングによって上質かつスポーティな乗り心地を実現した最上級グレード「STI Sport」を新たに追加する。
伝家の宝刀“STI”の復活
インプレッサに“STI”グレードが存在したのは3代目の2010年6月まで。同年7月以降の年次改良モデルから「WRX STI」となり、インプレッサからは独立したモデルとなっていた。今回の一部改良により、インプレッサにSTIモデルが設定されるのは約10年ぶり。「インプレッサ」+「STI」という往年のスバルファンにはたまらないネーミングが復活する。
STIでチューニングされたSHOWA製SFRD(周波数応答型)フロントダンパーや専用のSTIリヤダンパーを採用するほか、専用18インチアルミホイールやSTIオーナメント(フロント、リヤ)が装備される。
ただし、3代目まで存在した“インプレッサ WRX STI”のように、ラリーに直結する過激なモデルではなく、あくまでベースモデル(2.0L DOHC 直噴 リニアトロニック)にスポーツテイストを加味した程度にとどまる。
電動パワートレインを追加
これまで、XVやフォレスターに採用されていたe-BOXERが、インプレッサにも搭載され、「Advance」「2.0e-L EyeSight」という新たなグレードが追加される。
先行してe-BOXERを搭載していたXVは、どちらかと言えばアクティブさやポップさを売りにしたモデル。より落ち着いたデザインのインプレッサに搭載されることで、ユーザーにとっては選択の幅が広がった。