レイズが接戦を制す 1番・筒香は4打数1安打1打点

【レイズ3-1オリオールズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズとのダブルヘッダー第1試合、レイズ先発のブレイク・スネルは「完投を目指す」と発言していたが、残念ながら有言実行とはいかなかった。しかし、6回途中2安打1失点の好投でチームの勝利に貢献。レイズは7回表に2点を勝ち越し、3対1でオリオールズとの接戦を制した。

レイズは2回表にブレット・フィリップスのタイムリー三塁打で1点を先制。スネルは5回まで無失点に抑えていたが、6回裏に四球と犠打で一死二塁のピンチを迎えた。この時点でまだ73球しか投げていなかったスネルだが、左腕キラーのハンザー・アルベルトとホゼ・イグレシアスを迎えるこのタイミングで、ケビン・キャッシュ監督はスネルの交代を決断した。

「アルベルトとイグレシアスはコンタクトに長けた打者であり、打順も3まわり目に入るところだった。交代は正しい判断だったと思っている」とキャッシュ。1点リードを守るべく投入されたディエゴ・カスティーヨがライアン・マウントキャッスルに同点タイムリーを許したものの、7回表無死二・三塁から筒香嘉智のセカンドゴロとブランドン・ラウの犠飛で2点を奪い、接戦をモノにした。

レイズは2番手のカスティーヨが今季3勝目(0敗)をマーク。ダブルヘッダー第2試合に勝利すればポストシーズン進出が決定する。一方、敗れたオリオールズは3番手のセザー・バルデスに今季初黒星(1勝)が記録された。

筒香は自身初となる「1番・指名打者」で先発出場し、第1打席でセンターへのヒットを放った。第2打席はセンターライナー、第3打席はファーストゴロに終わり、7回表無死・二・三塁で迎えた第4打席もセカンドゴロに倒れたが、三塁走者が生還し、チームは勝ち越しに成功した。4打数1安打1打点で今季の打率は.192、OPSは.711となっている。

© MLB Advanced Media, LP.