Wソックスがポストシーズン進出 前田5回2失点も6勝目ならず

【ツインズ3-4ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド

ホワイトソックスは4対3でツインズを破り、2008年以来12年ぶりとなるポストシーズン進出が決定。ティム・アンダーソンは「僕たちはより大きなゴールを目指している。ポストシーズン進出はその第一歩にすぎない」と早くも次なるステップを見据えていた。

ツインズが前田健太、ホワイトソックスがレイナルド・ロペスの先発で始まった一戦は、両軍がソロ本塁打を打ち合う空中戦となり、2回表にバイロン・バクストンの11号ソロでツインズが先制すると、4回裏にホゼ・アブレイユの17号ソロで同点。5回表にバクストンの12号ソロでツインズが再びリードを奪ったものの、ホワイトソックスは5回裏にエドウィン・エンカーナシオンの9号ソロで同点に追い付いた。

ツインズは6回表にジョシュ・ドナルドソンの5号ソロで勝ち越しに成功し、5回86球を投げて被安打5、奪三振8、無四球、失点2の好投を見せた前田は今季6勝目の権利を持って降板。6回裏に2番手のマット・ウィスラーが一死満塁のピンチを招いたが、3番手のトレバー・メイが無失点で切り抜けた。

しかし、ホワイトソックスは7回裏に4番手のタイラー・クリッパードから二死一・三塁のチャンスを迎え、5番手のセルジオ・ロモからホゼ・アブレイユがタイムリー、エロイ・ヒメネスがタイムリー二塁打を放って逆転に成功。このリードをリリーフ陣が守り抜き、ポストシーズン進出決定となった。

前田からの一発を含む2安打2打点の活躍を見せたアブレイユは両リーグ一番乗りで50打点に到達(今季51打点)。チームの開幕50試合で50打点に到達するのは2013年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来の快挙である。ホワイトソックス3番手のコディ・ホイヤーが今季3勝目(0敗)、4番手のアレックス・コロメイが今季12セーブ目をマークし、クリッパードに今季初黒星(1勝)が記録された。

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