新・国民民主、神経とがらす「緊縮派」扱い 設立大会の「赤字国債」発言に玉木代表は...

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国民民主党の設立大会。岸本周平衆院議員の発言は、財政に関する質問に答える中で出た

野党による合流新党「立憲民主党」に合流しなかった議員らで結成した「国民民主党」の設立大会で出た財源に関する発言をめぐり、支持者の間で波紋が広がっている。

財務省出身の岸本周平衆院議員が、赤字国債について「必ず返さなきゃいけません。そして将来の社会保障のためにも、財源が必要です」などと発言したことに、ロックミュージシャンの世良公則氏も「この緊縮財政の発想こそ危険だと感じる」と反応。玉木雄一郎代表は「国民民主党は緊縮政策は取りません」などと火消しに追われた。

財政破綻「今のままではします。当然です。大変な借金をしています」

旧国民民主党が5月27日に発表した追加経済対策では、100年で償還するコロナ債(100年債)を発行して100兆円を調達し、財政支出にあてることをうたっている。この方針は新・国民民主でも引き継ぐとしている。

一方で、岸本氏は設立大会で「日本の財政は破綻するんですか?」という質問に答える形で、コロナ対策の財政支出は必要だとする一方で、その財源となる赤字国債の償還にも言及した。

さらに、デフレから脱却してインフレになるまで赤字を気にせず財政支出を増やせるとする「現代貨幣理論」(MMT)についても、非現実的だとの見方を披露した。

「国債発行は、今はある種無限にできる」

この発言には直後から異論が相次ぎ、世良氏も9月17日未明、「新『国民民主党』玉木代表の政策や思考に賛同していたが設立大会の動画を見て驚いた」とツイート。岸本氏の発言について「この緊縮財政の発想こそ危険だと感じる」と指摘した。

玉木氏は、緊縮財政志向だと受け止められないように神経をとがらせる。9月15日に出演したAbemaTVの番組で

と述べているほか、世良氏のツイートに

などと返信し、理解を求めた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)