秋の夜長に鳴く虫たち。びっくり、“耳”は足にある!?【地球派宣言】

秋の夜長、耳を澄ますと聞こえてくる虫の鳴き声。しかし、その姿は草に隠れ、なかなか見ることができません。
一体、秋の虫たちはどんな姿をしているのでしょうか。

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住宅の周辺でよく聞く「キリキリキリ」という鳴き声は「ツヅレサセコオロギ」のもの。
体長1.5センチから2センチほどのコオロギの仲間です。

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街路樹などで聞こえる甲高い「リーリーリー」という鳴き声は「アオマツムシ」。
広島では1980年代から生息が確認され、今や一番勢力のある鳴く虫だそうです。

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秋に鳴く代表的な虫といえば「スズムシ」。
「リーン」と鳴くたびに、前ばねを40回以上も左右に動かしているそうです。

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こうして鳴くのはほとんどがオス。
繁殖期にメスへアピールするためや、自分の縄張りを主張したり、相手を威嚇するために音を出しているそうです。

ということは、これらの虫には、音を聞くための“耳”があるはず。さて、どこに“耳”があるのか・・・。
実は、前足に聴覚をつかさどる“耳”の機能があるそうです。足に“耳”があるとは驚きですね。

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夜道に鳴き声を響かせる小さな虫たち。
しかし、草地の減少や護岸工事の影響で、都市部では減少傾向にあるそうです。
虫たちが鳴くのは、10月下旬ごろまで。きれいな音色を聞きながら、秋の夜長を楽しむのもいいですよね。

広島ホームテレビみみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年9月16日放送)

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