横須賀市は18日、自力で移動できるサービスロボット「AYUDA(アユダ)」が、音声などで市役所来庁者を案内する実証実験を始めた。本庁舎1階の入り口そばに25日まで設置する。
ソフトウエア会社のCIJ(横浜市西区)が台湾企業と共同開発したアユダは、話し掛けられた言葉を理解して簡単な返答をするほか、自力で動いて目的の場所へ誘導できる。職員らが話し掛けると、窓口の場所を教えたり、横須賀の特徴を説明したりしていた。
横須賀市役所の業務の効率化や案内サービス強化が期待され、上地克明市長は「どんどん話し掛けてもらい、行政サービスの発展につなげたい。費用面など課題もあるが、できる限り導入に向けて進めたい」と話している。