「2段階認証」導入へ 県内3地銀 不正引き出し対策強化 

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 電子マネー決済サービスを使った不正な預金引き出し問題を受け、県内地銀3行がセキュリティーを高める対策に乗り出した。預金口座を決済サービスにひも付けする際になりすましの取引を防ぐ「2段階認証」を追加するなどして本人確認を強化。安全性を向上させ、預金口座の新規登録とチャージ(入金)を一時停止しているサービスの再開を目指す。 (池亀慶輔、浜田泰輔)

 3行とも18日時点で不正利用の被害を確認していない。北陸銀行は、LINE(ライン)ペイと楽天Edy(エディ)に限って一時停止している。ペイペイやJコインペイといった他の連携サービスと同様、停止中の2種類にも2段階認証を導入する方針。口座をひも付けする際、事前に北銀に届け出のあった電話番号に使い捨てのワンタイムパスワードを通知することで第三者による口座登録を防ぐ。システム改修やテストを行い、安全を確認した上で再開するとしている。

 富山第一銀行は、Jコインペイと支払秘書が停止中だ。口座登録時にワンタイムパスワードを使った2段階認証を導入する。システム改修や動作確認を経て10月末をめどに再開させる。担当者は「登録時の手間は以前に比べて増えるが、預金を守ることを最優先したい」と話す。

 富山銀行は、口座登録する際の認証に、ワンタイムパスワードなど新たな方式を追加する方向で準備を進めている。ペイペイ、LINEペイ、メルペイ、Jコインペイ、支払秘書の五つのサービスを対象に停止しており、再開の時期は未定としている。