往時渺茫【駅ぶら04】西武池袋線012

※2020年6月撮影

トップ画像は、西武池袋線下り飯能行各駅停車の前面展望。東長崎駅から江古田駅に向かう途中で上り池袋行各駅停車とすれ違いました。2000年(平成12年)に「人と環境にやさしい」車両として登場した20000系電車。アルミ車体の省エネ車両です。

東長崎駅を出発しました。

※2020年6月撮影

前面展望を撮るまで、この様にこの部分で少し上り下りがあることに気付きませんでした。

※2020年6月撮影

トップ画像の20000系とすれ違った後、左にカーブします。

※2020年6月撮影

カーブの途中で江古田駅に着きます。東長崎駅から1.2km。この駅から練馬区に入りました。大泉学園駅までが練馬区内です。

※2020年6月撮影

江古田駅のホームもそのままカーブしています。

※2020年6月撮影

駅を過ぎるとまた真っ直ぐになります。

※2020年6月撮影

ここからは【駅ぶら】カット。2020年8月の撮影分です。江古田駅上りホームから飯能・秩父方面を見ています。

※2020年8月撮影

駅名標。1922年(大正11年)武蔵野鉄道時代、旧制武蔵高等学校設立時に「武蔵高等学校用仮停留所」として開業しています。1923年(大正12年)には武蔵野鉄道江古田駅と改称され駅舎が東側に移転。1946年(昭和21年)西武鉄道江古田駅になりました。2008年(平成20年)島式ホーム2面4線の外側待避線が廃止され相対式ホーム2面2線になりました。

※2020年8月撮影

既出の様に筆者は、江古田駅近くにある日大藝術学部に通っていました。実家は、大学3年の時に井の頭線の久我山から中央線の武蔵小金井に転居しました。でも通学ルートは変わらず、中央線中野駅北口から関東バスで西武新宿線の新井薬師駅、哲学堂、南春夫邸の前を通り江古田に行っていました。当時は新井薬師駅を過ぎた辺りにオリエンタル工業がありました。筆者はオリエンタルの印画紙を使っていたのです。南春夫さんも御健在でマンションに建て替えられる前の豪邸でした。懐かしいなぁ。

ガールフレンド宅のあった山手線駒込駅から池袋駅、西武池袋線で江古田駅にも通っていたこともあったのですが、40年ぶりに江古田駅に来て、記憶していた駅と激しく違うので驚きました。

そもそも島式ホーム2面4線だったのが相対式ホーム2面2線に換わったのです。当時は橋上駅舎ではありませんでした。北口前にあった「黒田武士」という居酒屋も無くなっていました。ここで昼飯の安いカレーと生ビールが定番でした。酔って授業を受けてたのか? って、いえいえ、ちゃんと学内の芝生に寝転がって酔いを醒ましました。(って授業は?)

往時渺茫。

上りホームから池袋方面を見ていたら下り豊島園行各駅停車が来ました。30000系スマイルトレインです。2008年(平成20年)デビュー。登場時に驚いた新鮮な印象は10年以上経っても変わりませんね。

※2020年8月撮影

跨線橋に上がると池袋駅方面が見えました。

※2020年8月撮影

橋上駅舎、改札口です。

※2020年8月撮影

自由通路側から改札口。ここにも比較的大きな「トモニー」があります。

※2020年8月撮影

まずは北口の日藝とは離れている側に出ました。

※2020年8月撮影

もちろん学生時代にはこんな立派な駅舎はありませんでした。池袋側に真っ直ぐ進めば日藝方面です。

※2020年8月撮影

懐かしくて、必要以上にウロウロしてしまいそうです。

(写真・文章/住田至朗)

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