被災者支援、きめ細やかに活動 人吉球磨の団体、ニーズ把握し物資提供やボランティア派遣

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天井まで浸水した家の壁や天井などをはがし、床下の泥を取り除く「人吉球磨ユースパワー」のメンバー。右は代表の松本就顯さん=8月30日、人吉市

 熊本県人吉球磨の住民を中心としたボランティア団体「人吉球磨ユースパワー」は7月の豪雨災害後、被災者のニーズを聞き取り、全国から寄せられる支援物資やボランティアのマンパワーと結び付けるきめ細やかな支援活動を続けている。

 団体は、多良木町にある延壽[えんじゅ]寺の副住職の松本就顯[なりあき]さん(40)が、2016年の熊本地震をきっかけに高校の同級生らと立ち上げた。

 豪雨災害では、直後からSNSなどを使って電化製品や生活必需品の提供を呼び掛け、県内外から寄せられた物資を在宅の被災者ら50人以上に届けた。ニーズは被災者宅を訪問して聞き取っており、最近は防寒具や暖房器具などの要望が多いという。

 ボランティアの派遣も続けており、これまでに30~40軒ほどの泥出しや洗浄、消毒などを終えた。発災直後から参加する同町の自営業桃木真也さん(44)は「親世代の人たちが困っているのを見て何かしたかった。役に立ててうれしい」と言う。

 松本さんは「時期によって被災者のニーズは変化する。今後もできる範囲での支援を続けたい」と話している。物資提供などの問い合わせは、松本さんTEL080(6412)4925。(深川杏樹)