マチャド2本塁打でパドレス快勝 菊池は6四球の乱調で4敗目

【パドレス6-1マリナーズ】@ペトコ・パーク

ポストシーズン進出に向けて負けられない戦いが続くマリナーズは、先発の菊池雄星が大誤算。6つの四球を与えただけでなく、3つの暴投を記録する乱調ぶりで今季4敗目(2勝・防御率5.93)を喫した。パドレスはマニー・マチャドが菊池からの一発を含む2本塁打を放つ活躍。先発のクリス・パダックは6回1安打無失点の好投で今季4勝目(4敗)をマークした。

フェルナンド・タティスJr.を4球で空振り三振に仕留めるなど、初回こそ三者凡退に抑えた菊池だったが、2回表先頭のミッチ・モアランドにヒットを許したところから投球が一変。暴投と四球で一死一・三塁とピンチを広げ、この回はなんとか無失点で切り抜けたものの、狂い始めた制球を修正できなかった。

3回表は2つの四球で一死一・二塁のピンチを招き、ダブルスチールを決められて二・三塁。ここで暴投により先制点を献上した。4回表は先頭のトミー・ファムにヒットを許し、暴投で無死二塁。このあと、四球とヒットで無死満塁の大ピンチとなり、トレント・グリシャムのファーストゴロの間に2点を奪われ、さらに二死一・三塁からマチャドに15号3ランを浴びた。

結局、菊池は4回89球を投げて被安打4、奪三振3、与四球6、暴投3、失点5という内容で降板。マリナーズは8回裏にエバン・ホワイトの6号ソロで1点を返したが、9回表にマチャドの16号ソロで再びリードを広げられ、1対6で完敗を喫した。

地区2位のアストロズがダイヤモンドバックスに敗れたため、2位とのゲーム差は3で変わらなかったが、背後には0.5ゲーム差でエンゼルスが迫っている。ここにきて痛恨の4連敗を喫し、マリナーズの19年ぶりのポストシーズン進出は極めて難しい状況となった。

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