【防災の日】災害に備えて、命を守る わが家のハザードマップ and やることリスト

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台風シーズンの9月は、風災、水災が起こりやすく危険な時季です。7月4日の早朝に起こった令和2年7月豪雨のように、災害はどのタイミングで起こるか分かりません。いざという時に適切に対処するには、平時から自宅の周囲の危険を知ること、タイミングに合わせた避難方法を複数考えておく必要があります。そこで避難時に役立つのが、「わが家のハザードマップ」と「やることリスト」。9月の防災月間を機に、家族で作ってみませんか。

■わが家のハザードマップを作ろう
昭和48年7月の寒冷前線による大雨や平成15年7月の太宰府市豪雨災害、平成30年7月豪雨など、太宰府市ではこれまでに18回、災害による大きな被害が発生しています。特に四王寺山沿いにある土石流の危険地域や、御笠川の浸水想定区域などは過去に被害が発生したこともあり、周辺で暮らす人は注意を払っていると思いますが、その他の地域でも自宅の近くや避難所までのルートに、山や川、地下道など、災害時にリスクとなり得るものがないか知っておく必要があります。市から出ているハザードマップをベースに、自宅や職場、子どもが通う学校から、それぞれの最寄りの避難所までのわが家のオリジナルのハザードマップを作り、どの経路で避難するか決めて家族で共有しておけば、いざという時に安心です。

▼作る時のポイント
・建物の倒壊や河川の氾濫などにより、道路が通れない場合があるため、避難ルートは複数考えておきましょう。
・避難するのが日中とは限りません。夜間の場合、どのルートが安全か、どこが危険か、確認しておきましょう。
・避難所までのルートの危険箇所や所要時間を知るためにも、実際に家族で避難ルートを歩いてみましょう。避難ルートを決めたら、覚えるためにも何度か歩くことをお勧めします。
・家から避難所までのルートだけでなく、子どもの通う学習塾から避難所まで、会社から避難所までなど、日常生活を振り返り、よく行く場所から避難所までのルートも考えておきましょう。

▼災害時に危険な場所の例
▽山沿いに自宅がある、避難ルートに山に隣接している道路がある
→土砂災害の危険
※土砂災害(土石流と急傾斜地)の危険区域内、その周辺で暮らす人は特に注意

▽川沿いに自宅がある、避難ルートに川がある、川にかかる橋を渡らないといけない
→氾濫の危険、橋が崩落する危険
※御笠川の浸水想定区域や鷺田川付近

▽避難ルートに地下道がある
→豪雨時に浸水の危険※国道3号の地下道を通行する際は注意

■やることリストを作ろう
わが家のハザードマップを作ったら、災害時の「やることリスト」を作りましょう。「やることリスト」は、災害時に一人一人がどのタイミングでどのような防災行動をとるのか、家族が離れている時に災害が起こったらどこに集合するのか、いつまで待つのか、どこへ連絡をするのかなどをまとめた避難行動メモのようなもの。災害時の状況に合わせて活用すれば、慌てずに行動しやすくなります。

▼やることリストの一例
父、母、長男(小学1年生)、長女(1歳)
▽父は会社で勤務中、母と祖母、長女は在宅、長男は小学校にいる時に大雨警報が出た場合
→父は母へ連絡。
→母と祖母は情報収集をし、避難するための準備。必要に応じて避難所へ向かう。
→長男は先生の指示に従う。

▽地震発生時に家族がバラバラの場合
→それぞれ、安全を確保。
→揺れが収まったら、父は母へ連絡。
→家族と連絡が取れない場合、待ち合わせ場所〇〇〇へ集合。

▼やることリストの作成前に
▽小学生の子どもがいる場合
登下校中に災害が起こった場合、学校に近ければ学校へ、家に近ければ帰宅するか、最寄りの友人、知人の家で待機。
▽妊娠している場合
避難所では手に入りにくい必需品を、非常用持ち出し袋に入れて準備。避難をする場合は早めに。
▽小さな子どもが2人以上いる場合
子どもを背負い、手を引きながらの避難は時間がかかるため、早めの行動が大切です。いざという時に近所の人に手助けしてもらえるように、平時からお願いしておきましょう。1人で子ども3人と避難する際は、1人は背負い、2人は手をつないで避難しましょう。
▽障がいのある人と家族の場合
市の避難行動要支援者避難支援制度に登録しましょう。平時から近所の人や自治会にお願いをし、支援を受けられる環境をつくりましょう。市が開設する自主避難所には駐車場もあるので、心配な人は早めの避難を。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、避難所へ向かう場合、マスク、消毒液、体温計を携行し、3密を避けて感染防止に留意しましょう。また、安全な場所にいる場合、避難所へ行く必要はありません。