韓国・現代自動車の日本再上陸がほぼ確定!? しかも驚異的な実力の水素自動車で

ヒョンデ ネッソ

“ヒョンデ”に名称を一新! その狙いは?!

水素自動車のネッソの話をする前に、現代自動車の呼び名を変更したコトについて触れたい。

ご存知の通り現代自動車は、かつてヒュンダイという名であったが、今回の展示会では「ヒョンデ」としていた。コレにはブランドイメージを一新したいというのと、本国と読み方を同じにしたいという狙いがあるそうだ。

HYUNDAIと英語で書けば、ヒュンダイだが、ハングル語では元来“ヒョンデ”であったそうで、今回はそれに併せたカタチだ。

値段次第ではやばいかも! 事実トヨタ ミライより売れている

脱線してしまったが、ネッソという聞き馴染みのないクルマに話を戻そう。そもそもネッソは韓国のみならず北米やカナダ、さらには欧州にオーストラリアといった世界各国で売られている世界戦略車の一台だ。

2014年に世界初の量産型水素自動車としてデビューしたトヨタ ミライ。その後にホンダやメルセデス・ベンツも発売するなど、水素自動車は世界各国のメーカーが参入している。ちなみに2020年にもフルモデルチェンジするとの見方も

今回展示されたネッソは2代目モデルに当たり、初代から累計で1.1万台を売り上げた水素自動車である。2014年に発売したトヨタの水素自動車MIRAIが1万台と考えると、気持ちネッソの方が売れているというイメージだ。

3本の水素スタックを搭載しており、フル充填で約820km走行できるという。ちなみにトヨタ ミライは約650km。

韓国本国では7〜800万円と正直かなりのお値段だが、日本に上陸する際は補助金を使って500万円程度に収める模様。価格だけみると“高いな”と思うだろうが、実はフル充填での航続可能距離が約820kmも走れる優れモノ。

ちなみにミライが約650kmで740万円〜と考えると、割とリーズナブルな価格設定というワケ。加えて、今はやりのSUVなうえに、5人乗りモデルというのも世界的にウケている理由かもしれない。

最近の高級車などは極力物理ボタンを少なくする傾向にあるが、ネッソはその逆でかなりボタンの数が多い。シフトはボタン式を採用しており、かなり先進的なイメージだ。先進安全装備も充実しており、レベル2に対応しているほど

高級車然とした車内で、メルセデス・ベンツやBMWなどのプレミアムブランドがこぞって採用している12.3インチの超ワイドディスプレイを搭載。先進機能も充実しており、衝突被害軽減ブレーキはもちろんのことACCや車線逸脱抑制機能など、日本車いや欧州勢にも引けを取らない内容なのだ。

日本再上陸は秒読み? その真相とは

とここまでヒョンデ ネッソの概要を話してきたが、気になる再上陸の結論はというと、「まだまだ未定」とのこと。だが、実車を見た筆者からすると来年中、下手したら今年度内にも日本に上陸するのでは? と感じた。

というのも、ウィンカーの位置が日本車と同じ右側に設置。さらに給電口の注意書きがしっかりと日本語であったという以上の事実からだ。もっといえばヒョンデは現在「水素キャンペーン」なるイベントを世界的に開催中で、その一発目が日本なのだという。世界的に行うキャンペーンの初回が日本で開催とくれば、もう確実なハズ。

ちなみに、2020年9月16日(水)から22日(秋分の日)まで、代官山T-SITE GARDEN GALLERY,MAIN STREETで、ヒョンデ ネッソを絶賛展示中だ。この連休中にぜひ一度チェックして欲しい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

© 株式会社MOTA