児童が地元の魅力、サイトなどで発信 横浜・保土ケ谷区

地元の魅力的な風景を撮影する児童ら=横浜市保土ケ谷区星川3丁目

 横浜市立仏向小学校(同市保土ケ谷区)の子どもたちが、写真を通じて街の魅力を発信する取り組みを始めた。16日には、街なかに足を運んで、撮影に挑戦。今後は写真を展示会や動画投稿サイト「ユーチューブ」で披露し、街のさまざまな表情を伝える。

 5年生36人が話し合い、地元住民に親しまれる相鉄線の電車が通過する踏切や趣のある駄菓子屋、街並みが一望できる高台などのお気に入りの場所を選定。納得の一枚を撮ろうと、構図を工夫したり、パノラマ機能を使ったりして夢中でシャッターを切った。

 児童(11)は「坂道が多い地域なので、街全体を見渡せるスポットが多い」と話し、高台で撮影。高架の横浜新道が通る住宅街の向こうにランドマークタワーを望む風景を収めた。

 展示会の準備やユーチューブ動画の作成も子どもたちが担う。担任の教諭(36)は「地域に愛着を持ってもらうとともに、表現力や発信力が育てば」と期待。“広報担当”の児童(10)は「商店街の人たちは優しく、好きな街。多くの人に知ってもらいたい」とアピールしていた。

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