【新型コロナ】横浜で39人感染 私立中、特養ホームでクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、横浜市は18日、10歳未満から90代までの男女39人の感染が新たに確認された、と発表した。市内の私立中学校と特別養護老人ホームでクラスター(感染者集団)が起きたという。

 市によると、私立中では、同じクラスの10代の男子生徒2人が感染。クラスの感染者は市公表の3人と、他自治体公表の3人を合わせて計8人となった。このクラスの他の生徒を各自治体が検査している。

 特養ホームでは、職員の30代男性と50代女性、入所者の90代男女の計4人が陽性と判明。既に同じフロアの入所者2人の感染が確認されており、感染者は計6人となった。

 新たな感染者39人のうち経路不明は20人。厚生労働省関東信越厚生局横浜分室(横浜市中区)の男性職員や、市内の病院に勤務する女性理学療法士らが含まれる。一方、経路が判明している19人のうち、7人は家庭内感染だった。

 年代別では、20代が9人で最多。30.70代が各6人、10.60代が各4人、50代3人、40.80.90代が各2人、10歳未満が1人。80代男性が中等症で、残る38人は軽症または無症状という。

 市が18日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜に更新)。

 ▽鶴見区=250人▽神奈川区=167人▽西区=102人▽中区=212人▽南区=213人▽港南区=165人▽保土ケ谷区=130人▽旭区=164人▽磯子区=104人▽金沢区=127人▽港北区=233人▽緑区=97人▽青葉区=255人▽都筑区=99人▽戸塚区=135人▽栄区=53人▽泉区=70人▽瀬谷区=85人▽市外=145人

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