【MLB】大谷翔平、復活6号&マルチで反撃開始 一問一答「調子のいい選手を使うのは普通のこと」

「6番・DH」で先発し6号ソロを含む2安打と活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

久々のスタメンで最高の結果「ボールの見え方としてはすごく良かった」

■エンゼルス 4-3 レンジャーズ(日本時間20日・アナハイム)

エンゼルス大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地レンジャーズ戦で「6番・DH」で7試合ぶりにスタメン出場。第1打席で62打席ぶり6号ソロを放つなど3打数2安打1打点の活躍を見せた。試合後、復活のアーチにマルチ安打と最高の結果を残し「すごく良かったかなと思います」と語った。試合後の一問一答は以下の通り。

――1週間試合に出ていなかった。焦りは。
「焦りとかはないですかね。もちろん、ポストシーズンぎりぎりのところなので、調子のいい選手をどんどん使っていくのは普通のことじゃないかなと。出た時に仕事ができる準備を毎日毎日繰り返すことが一番大事かなと思います」

――打者の時は緊張しないと言っていた。久しぶりの試合で緊張感はあったか。
「緊張はしないですね。久しぶりの感覚だなというか、打席の中で野手が守っている中で打つという、そういう打席の違和感は最初はありましたけど、緊張みたいなものはなかったと思います」

――結果を出さないといけない使命感はあったか。
「それはどの打席も同じこと。ただ、ポストシーズンもギリギリなので。自分の調子がどうこうというよりは、チームが勝てばいいという気持ちでいるかなと思います」

――構えは以前とは違ったものか。
「継続的に取り組んでいる部分はありますね。理想や求めているものはありますけど、まだまだ出来ている部分、出来ていない部分があるので。それはもっともっとやるところはもちろんあるかなと思います」

イメージ通りのホームラン「しっかり打球速度も出てる」

――本塁打の打球はイメージ通りだったか。
「どの球に対しても強く振れているので。しっかり打球速度も出ていますし、その分ヒットになる確率ももちろん高くなるので。そのためにしっかり振りたいなと思います」

――久々のスタメンで最高の結果が出た。
「3点ビハインドだったので、まず1点返せたことが良かったかなとは思います。個人的にも1打席目で結果が出るか、出ないかでは全然違うと思うので。そういう意味ではすごく良かったかなと思います」

――この1週間と打席で、しっかりした感触をつかめたか。
「この3打席だけで判断するのは早いかなと思います。ただ、ボールの見え方としてはすごく良かったので結果も良かったかなと思いますし。明日以降、出る機会があれば、継続して取り組むところをしっかりやりたいと思います」

――ケガ以外で欠場することもない。
「出たい気持ちは選手である以上あると思うんですけど。出ても出ていなくても、毎日練習して、やることは変わらないので。チームが勝つため、毎日スキルを上げていく練習をしっかりやることかなと思いますね。その練習が合っているか合っていないかは試合に出ないと分からないので。試合に出るかは自分としても大事なことではあるので、出たい気持ちは感じているかなと思います」

――構えは動きはが少ないように感じた。
「バットを動かすかどうかですか? 動かないように意識はしてないですね」

――屋内練習ではどのように取り組んでいたか。
「特に変わった練習はしてないですね。ティーとフリップと、手で投げるBPとマシンと……。普通の練習はしてますね。逆に違う練習をしたら、いい感覚かどうかもわからないですし、普段の練習と同じ練習の中でいい感覚なのかどうかが分かると思うので。継続していくことが大事かなと思いますね」

――セーフティバントの構えを見せた。
「同点の終盤だったので。もう1本、本塁打が出る確率よりも、転がすところに転がして、出て盗塁なり暴投なりで二塁にいく方が確率が高いと思ったのでやりました」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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