初代フェアレディZがなければ今の日産はない!?「S30」(1969~1978)
1969年のデビューしたS30フェアレディZ。ライバルと比べて超バーゲンプライスだったことから、日本のみならず北米市場で大ウケしたモデルでした。
10年にも及ぶモデルサイクルでしたが、世界累計販売台数は55万台を記録し、うち国内は8万台であったことから、世界中に日産の名を轟かせた歴史的な一台となりました。
国産車初のTバールーフを採用! 「S130」2代目フェアレディZ(1978~1983)
1978年にフルモデルチェンジをして2代目となったフェアレディZは、初代 フェアレディZ(S30型:1969~1978)のロングノーズ・ショートデッキスタイルを受け継ぎながら、横幅を少し拡大して登場。
また、国産車初となるTバールーフをラインナップし話題を呼んだほか、当時の人気刑事ドラマ「西部警察」で、渡哲也さん演じる大門刑事部長の駆るスーパーZとして活躍したことでも記憶に残る1台です。
Zで最初のV6モデル、そしてZで最後の直6モデルもあった3代目「Z31」(1983~1989)
1983年に登場した3代目フェアレディZ(Z31型)は、ロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承しながらも、大胆なイメチェンを果たしました。
従来の丸型ヘッドライトから角型ヘッドライトにするとともに、パラレルライジング式リトラクタブルヘッドライトを採用。また、パワートレインもハイパフォーマンス化され、デザインだけでなく旧世代と比較して大胆な変更が施されていました。
バブルと共に現れた4代目フェアレディZ“300ZX”「Z32」(1989~2000)
時はバブル景気真っ只中の1989年(平成元年)、4代目となるフェアレディZが誕生しました。初代S30型フェアレディZ(1969~1978)が確立した「ロングノーズショートデッキ」というある意味で古典的フォルムは、歴代のフェアレディZで脈々とイメージを継承してきました。
しかしこのZ32のモデルチェンジで、フェアレディZはまた新たな飛躍を遂げた感があります。グッと新しく、グッと未来的なフォルムが与えられ、フェアレディZの新たなイメージを生み出したのです。