認知症の人やその家族を地域で支えるために(1)

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もし自分自身や家族が認知症になったら…と考えたことはありますか。認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気であり、決して他人ごとではありません。今回は、身近な病気である認知症について考えます。

◆認知症を「知る」ことからはじめよう
認知症は、脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることで、日常生活に支障をきたす状態をいいます。
まず私たちにできることは、認知症について正しく知ることです。知識がなければ、認知症のサインがあっても気づくことができず、適切にサポートすることができません。周囲の人たちが、認知症を正しく理解し、支えていくことができれば、認知症の人やその家族が住み慣れた地域の中でいつまでも安心して暮らしていくことができます。一人でも多くの人が良き理解者となることが、認知症の人にとって「住みやすい、やさしいまち」につながっていくのです。

◆認知症の主な4つの種類と特徴
◇アルツハイマー型認知症
認知症で最も多いタイプです
・もの忘れ(記憶障害)から始まり、徐々に進行していく
・時間、場所、人物などが認識できなくなる
・事実と異なることを話す

◇レビー小体型認知症
・実際に存在しない人や小動物などの幻視や妄想をみる
・手足の震えや筋肉の硬直が起こる

◇脳血管性認知症
・脳の血管が詰まる・破れることを繰り返すたびに段階的に進行する
・気分が落ち込んだり、意欲低下がみられやすい

◇前頭側頭型認知症
・行動に抑制がきかなくなり、信号無視など社会ルールを無視する
・同じパターンの行動を繰り返す

◆ここが違う!老化による「もの忘れ」と認知症による「記憶障害」との違い
◇老化による「もの忘れ」
・体験の一部を忘れる。
・もの忘れを自覚している。
(例)朝ごはんで食べた物を忘れている。
※朝ごはんを食べたことは覚えている

◇認知症による「記憶障害」
・体験そのものを忘れる。
・もの忘れを自覚していない。
(例)朝ごはんを食べたことを忘れている。

出典:福井県「みんなで支えよう認知症」

◆もしかして認知症?と思ったらチェックしてみよう
認知症は、根本的に治すことはできませんが、早期発見・早期治療をすることで、症状を軽くしたり、進行を遅らせることができます。そのため、早期の診断がとても大切です。市では、認知症を早期発見するために、認知症検診(医療機関での簡易検査)を行っています。認知機能に不安がある人は、一人で抱え込まず、まずは各地域包括支援センターにご相談ください。

◇坂井市健康チェックリスト
全30問のうち認知症に関する設問のみを抜粋しています。

1にチェックの付く数が多いほど認知機能低下の可能性が高くなります!

◆認知症検診受診までの流れ
(1)記入
各地域包括支援センターで、健康チェックリストを記入し、提出してください。

(2)判定
チェックリストの回答を県の基準に基づいて市で判定します。

(3)通知
認知機能低下の可能性が高い人には、市から受診勧奨通知、健康チェックリストの写し、坂井地区協力医療機関一覧を送付します。

(4)受診
一覧の中から医療機関を選び、事前に予約をして受診してください。
※受診の際は、市から送付する「受診勧奨通知」、「健康チェックリストの写し」、健康保険証を持参してください(一般の診察と同様に、初診料などは保険診療となります)

◆認知症相談会(完全予約制)
看護師などの専門職に個別相談ができます。相談は無料です。認知症でお困りの人、気になることがある人は、希望会場と同地区の地域包括支援センターへお申し込みください。

・三国会場
日時:9月24日(木)
場所:三国コミュニティセンター
・丸岡会場
日時:9月28日(月)
場所:高椋コミュニティセンター
・春江会場
日時:10月6日(火)
場所:春江中コミュニティセンター
・坂井会場
日時:10月14日(水)
場所:市社会福祉協議会本部

時間:14時〜16時

申込み・問合わせ:
・三国地域包括支援センター
【電話】0776-82-1616
【FAX】0776-82-6116
・丸岡地域包括支援センター
【電話】0776-68-1130
【FAX】0776-68-1129
・春江地域包括支援センター
【電話】0776-43-0227
【FAX】0776-43-0228
・坂井地域包括支援センター
【電話】0776-67-5000
【FAX】0776-67-2807