交流レースで高め合う 長崎工高・長崎大ヨット部合同練習会 コロナ禍の時間をプラスに

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交流レースで競り合う長崎工高と長崎大=長崎サンセットマリーナ沖

 長崎工高と長崎大の両ヨット部が12、13日、長崎市の長崎サンセットマリーナで合同練習会を行い、それぞれのレベルアップを図った。コロナ禍による大会中止や遠征自粛で生まれた時間をプラスにしようと、長崎工高の三嶋由之監督が企画。三嶋監督は「互いに協力して、各カテゴリーでいい結果が出せたら。長崎ヨット界の活性化につなげたい」と先を見据えている。
 長崎工高女子ヨット部は全国上位入賞の常連校。今季は1、2年生7人で活動している。インターハイの代替で8月中旬に開かれた全国大会に参加予定だったが、県教委の県外遠征自粛通知を受けて断念した。
 長崎大ヨット部は歴史が長く、かつては国体優勝者も出した。現在は1~3年生の男女計13人が所属。直近の目標は10月の九州学生選手権だが、コロナの状況を考慮して出場可否を判断する。
 海洋県の長崎は練習環境に恵まれ、各チームが練習場を持つだけに、他校と交流する機会は少なかった。今回は長崎大が長崎工高の拠点を訪れて練習に参加。長崎大OBで県セーリング連盟の江上徹也会長は「三嶋先生のいい指導を受けて、学生もいい刺激になったはず」と満足げだった。
 最終日は交流レースを実施。420級の高校生3艇が、サイズの大きな470級の大学生2艇に挑んだ。勝ったり負けたりしながら、貴重な実戦経験を積んだ高校生。2年生スキッパーの樋口波瑚、山口綾子は「もっと前を走りたかった。どんな状況でも対応できるようになりたい」「来年のインターハイ金メダルを目指して、チーム力を上げていく」と決意を新たにしていた。
 大学生も積極的に高校生と意見交換するなど、有意義な時間を過ごした様子。3年生スキッパーの丸山浩希は「海上スキルはもちろん、陸上の先を考えた行動など、高校生から見習う部分は多かった。また一緒に練習できたらうれしい」と笑顔だった。