動画で地元盛り上げたい ユーチューバー 本多大剛さん(44)=長崎市=

©株式会社長崎新聞社

「本県の若者ユーチューバーの活躍に期待している」と話す本多さん=長崎市油屋町、「やるか株式会社」事務所

 長崎の祭りやイベント、特産品などを取り上げた自作動画を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する「ユーチューバー」として活動。「若者にもどんどん参加してもらい、長崎を“ユーチューバー大国”にしたい」と意欲を燃やす。
 長崎市出身。高校卒業後、東京などで営業やマネジメント関係の仕事を16年間続けた。「都会の人に長崎の歴史や文化の豊かさ、食の魅力があまり知られていないと気付き、残念に感じていた」
 2017年に帰郷後、長崎の魅力を全国に発信し地域活性化に貢献したいと考え、18年、ユーチューブにチャンネル「ダイゴTV」を開設。これまでの配信動画は約220本。精霊流しの生配信やビワ農家の取材、テークアウトできる飲食店の情報提供など内容はさまざまだ。
 「企画立案や録画、編集など1人で動画を作るのは大変だが、視聴者からユーチューブのコメント欄に『長崎に行ってみたい』という声が寄せられると、やりがいを感じる」
 19年10月、本県を中心に活動するユーチューバーらと「長崎YouTuber会」を設立。現在、高校生から50代まで約80人が所属し、交流しながら料理や日本酒など多彩なテーマで動画を配信している。
 地元のテレビ、ラジオ番組にも出演。県内の劇団や文化団体から「ユーチューブで活動をPRする手助けをしてほしい」と、相談を受けるようになった。6月、動画の制作代行やイベントのライブ配信などを業務とする「やるか株式会社」(長崎市)を設立。「映像や音楽編集のノウハウを役立てたい」と話す。
 同社のプロジェクト第1弾として8月30日、ユーチューブで番組「ながさき応援フェス」を生配信。撮影は同社の事務所兼スタジオ(同市油屋町)で行い、長崎のアイドルグループ「ミルクセーキ」やマジシャンのTAKUMIさんらが出演した。MCは本多さんが務め約1時間半、歌や手品を披露、特産品をPRした。
 「コロナ禍のため、人前でパフォーマンスができずにいるアーティストが県内にはたくさんいる。そうした人たちの活動もユーチューブで発信し、長崎の文化を盛り上げていきたい」と話す。