阪神西勇が2戦連続完封&近本4発、広島田中が復活の打率.438…セ週間ベストナインは?

阪神・西勇輝【写真:津高良和】

巨人はマジック32とリーグ連覇に向け首位を独走

2020年のペナントレース。120試合制で行われる今季の折り返し地点を過ぎ、いよいよ勝負の後半戦に入っている。残り40試合を切ったチームもあり現在はセ・リーグは巨人がマジックを点灯させ首位を独走、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

9月15日から9月20日までの1週間の選手成績を振り返り、Full-Count独自で週間ベストナインを選出。今回はセ・リーグ第14週だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 77試合48勝25敗4分 M32
→2 阪神 78試合38勝36敗4分 10.5
→3 DeNA 80試合38勝37敗5分 0.5
→4 中日 80試合35勝40敗5分 3.0
→5 広島 77試合30勝39敗8分 2.0
→6 ヤクルト 78試合30勝42敗6分 1.5

【第14週セ・リーグ】
1 ヤクルト 4勝2敗
2 中日 3勝2敗
3 巨人 3勝3敗
3 DeNA 3勝3敗
5 広島 2勝3敗
6 阪神 2勝4敗

シーズン順位の変動はなかったが最下位のヤクルトが前週で0勝5敗1分から4勝2敗と盛り返し。首位の巨人は3勝3敗のタイとし優勝マジックは32と独走態勢を見せている。2位の位置につけている阪神だが2勝4敗と負け越し、首位とのゲーム差は10.5と広がっている。

阪神・近本光司【写真:津高良和】

阪神西勇は2試合連続の完封、近本が4本塁打、大山3発9打点と活躍

【第14週セ週間ベストナイン】
先発 西勇輝(阪神)
救援 梅野雄吾(ヤクルト)
捕手 坂本誠志郎(阪神)
一塁 村上宗隆(ヤクルト)
二塁 菊池涼介(広島)
三塁 大山悠輔(阪神)
遊撃 田中広輔(広島)
左翼 青木宣親(ヤクルト)
中堅 近本光司(阪神)
右翼 鈴木誠也(広島)

2勝4敗と負け越した阪神だが個々の選手の活躍は目を見張るものがあった。近本は27打数9安打の打率.333、4本塁打4打点と活躍。15日からの巨人3連戦では菅野から2発を放つなど4本塁打の大当たりだった。大山は25打数7安打の打率.280ながら3本塁打、週間トップの9打点をマーク。18日の中日戦では逆転満塁ホームランを放ち勝負強さを見せつけた。

先発の西勇は17日の巨人戦で4安打完封と圧巻の投球を見せ2試合連続完封。防御率もリーグ2位の2.12と安定した投球を続けている。

5位に低迷する広島だが田中が復活の兆しを見せている。全5試合で16打数7安打の打率.438。シーズン打率は.239だが徐々に本来の姿を取り戻しつつある。菊池涼も23打数8安打の打率.348と好調をキープ。リーグ3連覇の原動力となった“タナキク”コンビの復活に期待。

4勝2敗と勝ち越したヤクルトでは村上が20打数8安打の打率.400、3本塁打5打点と主砲の活躍。中継ぎの梅野は3試合に登板し4イニングを2安打無失点、防御率0.00。今季初勝利に1ホールドの好投を見せた。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2