半沢直樹「土下座」シーン、大和田暁の「涙」にもらい泣き 「社会の縮図」「1期で辛酸嘗めさせられて...」

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堺雅人さんと香川照之さん

「大和田さんの涙腺が崩壊寸前」――大人気ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の第9話が2020年9月20日に放送され、半沢直樹(堺雅人さん)に土下座させようとしながら涙をこらえる大和田暁取締役(香川照之さん)に、インターネット上で視聴者の反響がこだました。

13年放送の前作はクライマックスで半沢が大和田に土下座を迫っており、今回のシーンはこれと立ち位置が入れ替わったような形でもある。ファンには万感の思いが募ったようで、「社会の縮図が詰まってた涙な気がした」「「1期で半沢に土下座させられ辛酸を嘗めさせられた大和田が、今度は...」など、この瞬間の心情を読み取ろうとする書き込みも相次いでいる。

「半沢の言ってる事が頭では痛いぐらいわかってるけど...」

第9話では、政府による「帝国航空」再建計画の裏で手を引く「政界のドン」、進政党・箕部幹事長(柄本明さん)の汚職を暴こうと、半沢ら東京中央銀行員が奔走。箕部がかつて旧東京第一銀行(東京中央銀行の前身の1行)から20億円の不正融資を得て、地元に金を流していた証拠書類のありかを突き止める。

だが、半沢が向かった先にいたのはなんと中野渡頭取(北大路欣也さん)と大和田、そして箕部の3人。証拠書類は頭取から箕部本人に渡され、不正は握りつぶされようとしていた。諦めない半沢は頭取に不正のすべてを明るみに出すよう迫るが、逆に頭取は半沢に帝国航空の担当から外すと通告。さらに箕部は半沢に「土下座」して謝るよう強要した。

要求に応じず、鬼の形相で箕部に向かう半沢。そこで「やりなさい。幹事長のお言葉ですよ」と土下座を迫ったのは大和田だった。だが、大和田は眉間にしわを寄せて打ち震え、目はこらえた涙で赤く染まる。立ち上がって半沢の体をつかむが、その目は充血したまま。「やるんだ」と命じる声は上ずった。とうとう「やれぇ! 半沢ぁ!」「土下座だ、土下座」と半沢の体を無理矢理地べたに押しつけようとする大和田は、なかば錯乱。四つん這いにさせた半沢に、大和田は両足を浮かせてのしかかった。

迫真の演技に視聴者からはネット上で大反響。特に「箕部側」についたはずの大和田が、箕部の思いどおりの展開の中、怒りとも悲しみとも言い切れない表情で涙を浮かべるシーンには、その心情を推察する投稿が相次いだ。

「最後まで敵か味方かわからんな」

13年放送の第1シリーズでは、半沢が父親の「仇」である大和田の不正を暴き、土下座をさせるシーンが強烈なインパクトを残しているだけに、「1期で半沢に土下座させられ辛酸を嘗めさせられた大和田が、今度は半沢の首が繋がるなら一時の屈辱を受け入れるべきと、必死で半沢へ土下座を迫るのもこれはこれで大和田なりの気遣いを感じて熱いけど、まだ半沢の魂は負けてないんだよな...」と思い出すユーザーの声もある。

今作で何度も寝返る大和田に対し、「最後の大和田さんの涙、やっぱ敵ではない気がするな」「結局、大和田さんって最後まで敵か味方かわからんな」と、次週の最終回でどんな立ち回りを見せるのか期待する向きもある。先のシーンで半沢は土下座を拒否し、「1000倍返し」を宣言して9話は終了した。

演じた香川さんは20日の放送後、ツイッターで「第9話、長いラストシーンは無論、終日何度もくり返して撮影されました。土下座の場面も全部で7~8回はやったでしょうか...。元々は『全力で半沢を押さえつける』という台本のト書きでしたが、結局は大和田が半沢に覆いかぶさる『親亀・子亀』状態に。堺さんも私も翌日、もちろん筋肉痛でしたww」と撮影秘話を紹介。「最後をしっかりとフィニッシュさせられるよう、引き続き我々も一丸となって撮影を続けてまいります。次週、どうぞお楽しみに!」と、現在も撮影中であることを明かしている。