プロ野球解説者・山﨑武司の持論「調子のいい若手を普通に起用できる時期にきている」

東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月~金16:00~)9月18日のコメンテーター山﨑武司氏が、今シーズンのドラゴンズの現状に鑑みて「若手を積極的に起用する時期に来ていると思う」と持論を展開した。番組宛には、このところ、調子のいい二軍選手をもっと一軍で使ってほしいというメッセージが多く寄せられている。それに答えたもの。

山﨑氏は、まず、監督の考え方についての話から始めた。ドラゴンズは昨シーズンまで7年Bクラスを続けている。「監督としては、Aクラスに入りたいという気持ちがあるはず。そうなると若手は使いづらい。しかし、そんなことを言っていると、将来に向けてのチーム作りが遅れて行ってしまう。個人的な意見としては、若手を使うべき」と持論を述べた。

そして「今の巨人の戦いぶりと、他の5球団の戦いぶりをみると、どう考えても(巨人とのゲーム差を)ひっくり返すことはできない。(優勝を)諦めたくはないが、将来のために若手を使うことは絶対に必要だし、今、二軍で調子のいい選手を一軍で使っても十分にやれる」と強調した。

さらに「調子のいい選手の中から何人か、一軍に上げて、調子のいいうちに使うべき。いつも言っていることだが、調子のいいときなんて、ほんの何日かだから。(一軍に上げても)ベンチに座らせているだけだと、あっという間に腐ってしまう。魚と同じで、新鮮なうちに出さないといけない。選手も、それでだめなら、自分の力不足を実感して、何をすべきか考えるはず」と続けた。

また、山﨑氏は「今のドラゴンズには、自分が一軍で試合に出ていることを当たり前と思っている選手が何人かいるが、そういう選手に危機感を持たせるためにも、若手を一軍に上げて、カンフル剤としてチームに活気を与えてほしい。そういう時期にきている。それも、思い切ってじゃなく、普通にできるときにきている」と、積極的な若手起用の必要性を説いた。

ドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 16時00分~17時57分

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