オーダースーツ、石川で人気 コロナ禍でも注文伸びる

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 コロナ禍でアパレル業界が売り上げ減少の打撃を受ける中、石川県内でオーダースーツの売り上げが堅調だ。昨年10月にサービスを始めたザ・スーツカンパニー香林坊東急スクエア店では、9月のオーダースーツの売り上げが当初の倍に伸びた。ユナイテッド・アローズの店舗のうち、今春のオーダースーツフェアで売り上げが全国1位となった金沢店は、秋冬のフェアで2期連続のトップを目指す。

 香林坊東急スクエアに入るザ・スーツカンパニーは昨年10月、パターンスーツを仕立てるサービス「シタテ」を開始した。1着2万9千円(税抜き)で、約2週間で商品が届く。

 新型コロナの感染拡大後は全体の売り上げは低調となったが、オーダースーツの注文は伸びており、20~30代の利用が多いという。同店の担当者は「衣服にこだわる人の購買意欲は景況に左右されにくい。北陸の人はこだわり派の人が多いようだ」とみている。

 金沢市の同館に入居するユナイテッド・アローズ金沢店は2~3月のオーダースーツフェアで、全国約20店舗中、売り上げが1位となった。18日に秋冬のフェアを開始し、担当者は「今回もいい結果が出せるよう、満足してもらえる品物を提供したい」と話した。

 香林坊アトリオ(同市)に入るオーダースーツサダの売上高は、6月が前年同月超え、7、8月は横ばいとなった。6月には富山市内に新店を出した。佐田展隆社長は「オーダースーツ業界はリピーターの人気が根強く、商品在庫を抱えていないため不況に強い」と述べた。

 オーダースーツのダンカン(大阪府吹田市)は11日、北陸三県で初の店舗となる金沢香林坊店を金沢市片町1丁目に開いた。同社は全国に店舗を展開しており、同店は45店目となる。