中田秀夫監督「店の外から詩弦が登場してくるシーンは…」『恐怖新聞』イチオシ恐怖ポイント~第4話編~

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SNS上のザワつきが止まらない!白石聖主演、オトナの土ドラ『恐怖新聞』。

本作は、未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生の、死と隣り合わせの悪夢を描く新感覚ルール系ホラーだ。

第4話で繰り広げられた、詩弦(白石聖)と、その恋人・勇介(佐藤大樹)と親友・桃香(片山友希)の愛憎劇場に、放送中からSNSでは「勇介はいい奴だと思ってたのに」「桃香が何かヤバイことしそうで怖い」と盛り上がりを見せた。

左から)小野田詩弦(白石聖)、松田勇介(佐藤大樹)

また、正体が明らかになった鬼形礼役の坂口涼太郎に対しても「キャラ立ち半端ない」と注目度が高まった。

9月19日(土)放送の第5話に向けて、詩弦にまつわる第4話の印象的なシーンを振り返るとともに、中田秀夫監督にイチオシ恐怖ポイントを語ってもらった。

第4話の恐怖ポイント

第4話は、詩弦(白石)が冬夜(猪野学)に“恐怖新聞から逃れる方法”を聞くことから始まる。それは同時に“詩弦が恐怖新聞の契約者になった瞬間”を知ることでもあった。

あの引っ越し日、業者の格好をした冬夜が書類を差し出し、詩弦は書面を確認することもなく次々とサインをした…。でもコレ、多くの人が普段何気なくやってしまっていることではないだろうか?利用規約のような文章は、きちんと全文を読んでから同意のクリックをしてるだろうか?

プロデューサーいわく「普段、私たちが無意識にやっていることを上手くモチーフにできれば、より怖さが増すよね?とシリーズ構成の乙一さんと話して、このシステムにした」とのこと。このシーンを見て、利用規約のことがよぎった方は余計ゾワッとしたはずだ。

そして、正体がバレてからの鬼形礼(坂口)は、自らの姿をさらして詩弦に恐怖新聞を届けるようになるのだが、それがいちいち怖いのだ。まずは、夜にトンネル内でのシーン。そのシチュエーションだけでも怖いのに、路地の暗がりに白装束で現れて不気味に微笑む顔が怖い!

鬼形礼(坂口涼太郎)

次は、死の恐怖から、見ず知らずの人にまでサインをさせようとして自己嫌悪になっている詩弦の前に現れ「そうやって罪の意識を感じれば許されると思った?」と問うシーン。その喋り方、というか、声が怖い。

最後は夜、自宅のベッドでうなされている詩弦が、何かの気配を感じて目を開けると、目の前に…のシーン。鬼形の微笑が怖いのはもちろんだが、その顔の近さが怖い!

左から)鬼形礼(坂口涼太郎)、小野田詩弦(白石聖)

鬼形という存在に加えて、第4話では、詩弦が死への恐怖に追い込まれていく様子も怖い。

例えば、美容室では美容師が櫛(くし)で詩弦の髪を梳(す)くと、大量に毛が抜ける。それだけでも怖いのに、詩弦が目の前の鏡を見ると、そこに老婆になった自分が映っている!

それを見て詩弦は絶叫するのだが、同時に絶叫してしまった視聴者も多かったはず。 さらに、死への恐怖から一刻も早く誰かにサインをさせるべく、歌子(黒木瞳)と2人で新聞から“若くて長生きしそうな悪党”を探そうとする。

その行為に詩弦は「いま私たち、すごく怖いことやってない?」と言うのだが、歌子は「いいの。人間、結局自分が一番かわいいんだから」とさらっと言う。この台詞は、人間のエゴが生みだす怖さがあるうえ、黒木の演技力も相まって、かなりゾワッと来る。

左から)小野田歌子(黒木瞳)、小野田詩弦(白石聖)

その後、勇介と桃香の裏切りが発覚して修羅場となるレストラン&公園シーンや、詩弦が勇介に恐怖新聞の紙へサインを迫るシーン、そして詩弦の自転車に細工をした桃香のシーンを見た人は、誰もがこう思っただろう…「やっぱり人間が一番怖い」と。

左から)小野田詩弦(白石聖)、松田勇介(佐藤大樹)

中田秀夫監督が語る第4話の恐怖ポイント

中田秀夫監督といえば、撮影時には必ず頭にタオルを巻く姿が有名だが、白石いわく「中田監督はタオルの色で気合が変わるらしい。ちなみに赤が気合の色」だとか。

―― 第4話でのイチオシ恐怖ポイントは?

本作の3つのキーワード「恐怖・ケレン味・共感」という意味では、ヒロイン・詩弦役の白石さん、恋人・勇介役の佐藤くん、親友・桃香役の片山さんの愛憎関係が、最後すごいことになっていくんですが、第4話ではちょっとした浮気というか、一緒にご飯を食べているだけかと思ったら、桃香から「もう寝ちゃった」みたいな話が出てくる。その公園の場面では、3人とも結構気合を入れてやってくださったんです。

左から)小野田詩弦(白石聖)、宮沢桃香(片山友希)、松田勇介(佐藤大樹)

公園で詩弦が桃香をビンタしようとして勇介に止められる場面もすごく良かったですが、その前に2人が一緒に仲良くご飯食べているところを目撃してしまう場面の白石さんは、まさに鬼の形相でしたね。

そんな白石さんを負けじと見返す片山さん。そして、ものすごいホラーを見ているかのように怯えた表情をする佐藤くん(笑)。

詩弦は、勇介と桃香が一緒にいるのを知ったうえで勇介に電話して「どこにいるの?」なんて聞いて、わざと嘘をつかせるんですが、賑やかなレストランにいるのに「家だけど」なんて勇介に言わせていいのかな、すぐバレる?なんて思いながら撮ってました(笑)。

店の外から詩弦が登場してくるシーンは、現場で見ていたスタッフが「ホラーだ」と言っていました。第4話では、そこをイチオシ恐怖ポイントに挙げておきます。

左から)小野田詩弦(白石聖)、宮沢桃香(片山友希)

次回予告にあった「恐怖新聞は第3章へ突入」「来週の放送は事故?いや、事件だ!」の意味とは…。第5話 は、誰も想像できない、意外すぎる展開が待っている。

父・蔵之介(横田栄司)が、「お前が生まれてこなければ良かったんだ」と死に際に放った一言の驚愕の理由も明らかに。恐怖新聞はなぜ生まれたのか?過去の因縁から現代へのつながりが見えたとき、物語は戦慄の最終章へと突入する!

第4話を見逃した方、復習のために再度見ておきたい方は、今すぐFOD へ。

<第5話あらすじ>

桃香(片山友希)にブレーキワイヤーを切られ、自転車で転倒し意識が途絶えた詩弦(白石聖)。鬼形礼(坂口涼太郎)に連れてこられた場所で、さらなるショックを受けることに…!?