ナシ栽培効率良く、実証実験進む 県と地元企業、由利本荘市

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ナシ栽培の実証実験が行われているビニールハウス。樹形がY字形になっている

 秋田県由利本荘市の大内地域で、県由利地域振興局が地元企業とタッグを組み、効率的なナシ栽培の実証実験を進めている。県内で生産者の高齢化が進む中、作業の省力化と品質向上、収量アップにつながる新たな栽培ノウハウの確立が狙い。

 実証実験の圃場では、枝をY字に伸ばしたナシの木50本が、ビニールハウスの中に2列で並んでいる。盛った土から伸び、主枝の高さは80~90センチほどと低い。枝先に実った大玉のナシは目線の高さにあり、簡単に手が届く。

 この栽培手法は▽地面と隔離した盛り土に植える▽樹形をY字にする▽電子制御で地中のチューブから水分や養分を補給する―が主な特徴。栃木県農業試験場が開発した。振興局はこれを取り入れ、地元の菊地建設(同市大内三川)の関連会社「あぐり大内」に業務委託。機器の購入を支援したほか、栽培ノウハウについて助言している。