結婚50年 記念に写真撮影、表情晴れやか 長崎新聞金婚表彰

結婚50年を記念し笑顔で写真に収まる山崎さん夫妻=長崎新聞文化ホール・アストピア

 結婚50年を祝う長崎新聞金婚夫婦表彰(長崎新聞社主催、和泉屋、あいおい立山荘協賛)の記念写真撮影会が21日、県南、県北両会場で始まり、県内の夫婦が晴れやかな表情で臨んだ。23日にかけ計約130組が参加を予定している。
 天皇、皇后両陛下が結婚した1993年に始まり28回目。今年の応募者239組を含め累計約1万6千組を表彰してきた。例年開いている式典は新型コロナウイルスの影響で中止した。
 長崎市大鳥町の山崎章平さん(72)、美栄子さん(73)夫妻は、県南会場となる同市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアを訪れ、表彰状を手に笑顔を浮かべて写真に収まった。
 山崎さんが洋服の仕立て業で修業中、ダンスホールで美栄子さんに声を掛けたのが始まりという。「最初は貧乏で一生懸命働いた。一緒に銭湯に行き、家で一杯やってという時代だった。よく旅行もした」と振り返り、美栄子さんは「波あり谷ありだったが子どもたちにも支えられ、ここまできた」と喜びを語った。

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