レーシングポイント、アストンマーティンF1ワークス活動に備え、マイケル・ジョーダンの元マーケティング担当者を登用

 BWTレーシングポイントF1チームは、商業マーケティング担当マネージングディレクターに、ジェファーソン・スラックを指名したことを発表した。スラックはスポーツ業界の商業部門において30年のキャリアを持つ人物で、かつてバスケットボールのレジェンド選手マイケル・ジョーダンのマーケティング活動の担当者を務めたことがある。

 レーシングポイントは、2021年からアストンマーティンのF1ワークスチームとしての活動開始に備え、商業マーケティング担当マネージングディレクターの役職を新設した。スラックは、チームのCEO兼代表オットマー・サフナウアーの直属として、すべての商業活動およびマーケティング活動の責任者を務める。

2020年F1第9戦トスカーナGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

 アメリカ出身のスラックは、NBAのスター、マイケル・ジョーダンのマーケティング活動を管理する役割を果たした後、プライベート・エクイティ企業ヒックス・ミューズ社に加入。その後、プロサッカークラブ、インテルナツィオナーレ・ミラノのCEO、アメリカのスポーツエージェント業務を扱うワッサーマンでの上級職、国際バスケットボール連盟やMotoGPの商標権を所持するドルナの商業アドバイザー等を務めてきた。

 スラックは、商業マーケティング担当マネージングディレクターの職務に直ちに就くということだ。

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