ブルージェイズの巨漢・カークが4安打 山口は打者1人を抑える

【ヤンキース5-11ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

ブルージェイズは「8番・捕手」で先発出場した新人アレハンドロ・カークがメジャー初アーチを含む4打数4安打の大暴れ。カークの活躍もあってヤンキースに11対5で大勝し、6連敗のあと2連勝となった。

日本時間9月13日にメジャーデビューしたばかりのカークは身長173cm・体重120kgと非常にずんぐりした体形をしている。メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズの番記者を務めるキーガン・マシソンは「彼が走るとブラディミール・ゲレーロJr.がウサイン・ボルトのように見える」と表現。しかし、その新人捕手が4安打を放つ大活躍で勝利の立役者となった。

ブルージェイズは1点ビハインドの3回裏にボー・ビシェット、テオスカー・ヘルナンデス、ランドール・グリチック、ゲレーロJr.と4本のタイムリーで5点を奪い、逆転に成功。4回裏にも4点を奪ってヤンキースを突き放し、6回裏にグリチックが10号ソロ、7回裏にカークが1号ソロを放ってダメ押しした。

投手陣は、先発のマット・シューメイカーが3回を3安打1失点、2番手のT・J・ゾイクが3回1/3を1安打1失点に抑えるなど、8回までヤンキース打線を2得点に封じていたが、9回表に4番手のウィルマー・フォントが二死満塁のピンチを招き、マイク・トークマンに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて3失点。ここで山口俊が6番手として急遽マウンドに上がった。

山口はジャンカルロ・スタントンをカウント2-2と追い込み、チェンジアップを連投して空振り三振。打者1人をしっかり抑え、試合を締めくくった(防御率6.26)。ブルージェイズ2番手のゾイクが今季初勝利(0敗)をマーク。ヤンキース先発のマイケル・キングに今季2敗目(1勝)が記録された。

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