MotoGPライダーがミサノで10月から生産が開始されるアプリリアRS660をテスト

 9月17日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアプリリアのライダーたちは、2週間ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリに滞在していることを利用してアプリリアRS660に乗りテスト走行を行った。

 アプリリアRS660はEICMA2019(ミラノショー)で公開されたスポーツコンセプトモデルだ。10月から生産が開始されるこのバイクは660cc並列二気筒エンジンを搭載する中量級ながら車重は169kgで100馬力を発揮。公道またはサーキットでも楽しめる仕様となっている。

ミサノでアプリリアRS660をテストするロレンツォ・サバドーリ

 空力フェアリングを備えてこだわりを見せるデザインにも仕上がっており、RSV4のレーシングテクノロジーから派生したAPRCアクティブ電子制御も採用された。

 そんなRS660をMotoGP第7戦サンマリノGPと第8戦エミリア・ロマーニャGPの間にアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのライダーであるアレイシ・エスパルガロ、ブラッドリー・スミス、ロレンツォ・サバドーリがミサノでテストした。

ミサノでアプリリアRS660をテストするロレンツォ・サバドーリ

「非常に安定していてエンジンは本当にハードなプッシュをする。クイックシフト機能は気に入った」と語ったのはアレイシ。

 スミスは「最初のふたつのコーナーを周ると、完全に自信を持てた。ストレートでプッシュできることはすごいことだ」とコメントした。

 さらにサバドーリは「何よりもこの快適さに驚いた。予想外に快適なスポーツバイクを発見できた」と感想を語った。

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