ヴィッセル神戸のフィンク監督が退任「家族の下に戻るという決断をしました」

©株式会社ラジオ関西

サッカー・J1のヴィッセル神戸は22日、トルステン・フィンク監督(52)が本人の意向を受けて9月21日付で監督を退任したと発表した。フィンク監督の退任に伴い、ヘッドコーチのセバスチャン・ハーン氏(44)、アシスタントコーチのモラス雅輝氏(41)、フィジカルコーチのニコラ・ヴィドヴィッチ(55)は契約解除になるとのこと。

ドイツ人のフィンク氏は、昨年の6月よりヴィッセルの監督に就任すると、当時不振にあえいでいたチームを立て直しただけでなく、天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会では優勝を達成。クリムゾンレッドに初タイトルをもたらしただけでなく、目標の1つであるアジアの舞台、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)に導いた。

今シーズンは、序盤は富士ゼロックススーパーカップを制し、ACLで2連勝するも、コロナ禍による中断の影響や過密日程のなか、J1リーグ戦で19試合を終えて、4勝8分け7敗、勝点20で暫定12位と低迷。JリーグYBCルヴァンカップも敗退している。最近は公式戦8試合勝利がなく、9月16日のJ1第25節セレッソ大阪戦(0-1)、9月19日のJ1第17節名古屋グランパス戦(1-2)と連敗していた。

フィンク氏は、クラブ広報を通じてコメントを発表。「我々は一つになって大きな目標を達成することもできましたが、私は家族の下に戻るという決断をしました」と、家庭の事情を退任理由に挙げている。以下は、フィンク氏のコメント。

トルステン・フィンク氏
「神戸で素晴らしい時間を過ごせました。二つのタイトルという成功を収めることもできました。これは歴史に残ることですし、我々を永遠に結びつけるものです。この街、このチーム、そしてこのサポーターに別れを告げるのは簡単ではないですし、非常に寂しく思います。我々は一つになって大きな目標を達成することもできましたが、私は家族の下に戻るという決断をしました。まだリーグ戦でも良い結果を残せると思いますし、アジアチャンピオンズリーグという大きな大会もまだあるので、今後の幸運を祈ります。遠くからも見守るつもりですし、応援しています。このクラブの監督であったことを誇りに思います」

ヴィッセル神戸の監督を退任したトルステン・フィンク氏(写真:ラジオ関西)