短大生とタッグ、無農薬紅茶商品化へ 錦江・若手茶農家会

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茶摘みを体験する鹿児島純心女子短期大学の学生ら=錦江町田代麓

 錦江町の若手茶農家でつくる「たしろ有機茶研究会」が、無農薬紅茶作りに取り組んでいる。新型コロナウイルスの影響で緑茶需要が落ち込む中、産地の知名度向上と販路拡大を狙う。町と連携協定を結ぶ鹿児島純心女子短期大学(鹿児島市)とタッグを組み、今秋の商品化を目指す。

 同町では大根占、田代両地区で30戸が茶を生産している。新型コロナによる価格低迷で、農家は3番茶の製造を取りやめた。研究会は、先を見据えて無農薬の紅茶5キロを試作することにした。

 町内の米農家と協力し、2014年から米作りや米粉を使った菓子の開発・販売を行う同短大に協力を依頼。今年は、紅茶の包装デザインや商品名も考案してもらう。菓子にも紅茶を使う予定だ。

 12日は2年生9人が訪れ、田代地区の茶について学んだ。研究会の今隈幸洋さん(42)から緑茶のいれ方の指導を受けたほか、製茶工場も見学。池田光星さん(33)の畑で茶摘みを体験し、理解を深めた。

 今隈さんは「緑茶品種の茶葉でおいしい紅茶ができれば」と期待。同短大の西牟田涼香さんは「同じ茶葉から緑茶も紅茶もできると知って驚いた。今日の経験を商品開発に生かしたい」と話した。