東日大昌平が初優勝、福島商に5-1 秋季高校野球福島県大会

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初優勝を喜ぶ東日大昌平ナイン=いわきグリーンスタジアム

 第72回秋季東北地区高校野球県大会は最終日の22日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで決勝、3位決定戦が行われた。決勝で東日大昌平が福島商を5―1で下し、初優勝を飾った。

 東日大昌平は初回、辺見大斗(2年)の適時打で1点を先制した。3回には岸田脩汰(同)の適時二塁打で四球で出た走者2人がかえり追加点。4回にも安打などで2点を奪いリードを5点に広げた。エース矢板裕大(同)は打たせて取る投球で最少失点に抑えた。福島商は東日大昌平を上回る10安打を放ちながら打線につながりを欠いた。

 3位決定戦では、学法石川が相馬東に4―3で逆転勝ちし、3年ぶり20度目の東北大会出場を決めた。

 東日大昌平と福島商、学法石川は10月14日に宮城県で開幕する東北大会に出場する。組み合わせ抽選会は10月7日に開かれる。

 「守備からリズム」...最後も併殺

 最後の打者を併殺に打ち取ると、東日大昌平に歓喜の瞬間が訪れた。この日奪った併殺は四つ。10安打を放った強力打線の福島商に対し、堅守で初優勝を呼び込んだ。

 主将の三塁手菅原立稀(2年)は「守備からリズムをつくって守り勝つ。大会を通して成果が出た」と胸を張った。

 徹底的に守備を鍛えてきたチームだ。「内野ゲッツーは4.5秒」。送球を含めたダブルプレーの目標タイムを計測するなど、守備の正確さと速さを求めてきた。伊藤博康監督も「守り勝つチームを目標に掲げてきた。このチームらしい試合」とたたえた。

 守備のリズムをつくったのが左腕エース矢板裕大(2年)だ。最速124キロの直球と低めにコントロールされた変化球をテンポ良く投げ込み、打者のバットの芯を外した。

 野手陣は打球を堅実に処理して無失策でもり立てた。捕手岸田脩汰(2年)は「打てるチームじゃないからいろんなことを想定して守っていた」と会心のゲームを振り返った。

 聖光学院や磐城などの実力校を破り、初優勝を果たしたナイン。地元いわきで強さを証明し、甲子園へとつながる6年ぶりの東北大会に乗り込む。