民報が伝えた古関裕而出版記念 刑部さん、福島で講演

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古関メロディーの魅力を語る刑部さん

 福島市出身の作曲家古関裕而さんの歩みを新聞の紙面からたどる書籍「福島民報が伝えた古関裕而」の出版記念講演会は二十二日、市内のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で開かれた。古関さんと妻金子(きんこ)さんがモデルのNHK連続テレビ小説「エール」で風俗考証を担当している刑部芳則さん(日大商学部准教授)が、古関さんの作曲家としての足跡やメロディーの魅力を解説した。

 福島民報社の主催、市振興公社の共催、NHK福島放送局の協力。午前と午後の二回実施した。「ふくしま小唄」などの曲を実際に聴きながら、古関さんの作曲家人生を振り返った。刑部さんは戦前から戦後にかけて古関さんの曲調が変化したと指摘し、「だんだんと曲の完成度が上がっている。まさに『努力の天才』だ」と語った。

 古関さんが「わらじ音頭」など、地域に密着した曲を多く手掛けたことにも触れ、「古里への愛を強く持っていたのだろう」との見方を示した。

 NHK福島放送局の半沢治久局長も講演し、「エール」の今後の見どころなどを紹介した。

 「福島民報が伝えた古関裕而」は大作曲家の功績を伝える記事を説明付きで多数収録している。県内書店や福島民報社本社、各支社局などで販売している。A4変型判、フルカラー九十六ページ、千五百円(税込み)。問い合わせは福島民報社出版部 電話024(531)4182へ。