アウディの参入でプレミアム御三家揃い踏み! アウディ 新型e-tron Sportback発売開始

アウディ 新型e-tron Sportback

未来感ある内外装とたっぷり405kmの航続距離が魅力

アウディ e-tron Sportbackは、前後に2基の電気オーターを搭載。システム最大出力は300kW(約407馬力)を発生し、0~100km/h加速は5.7秒を実現する。駆動用バッテリーは95kWhのエネルギー容量を誇り、航続可能距離は最大405km(WLTCモード)を確保した。

なお価格は、ノーマルモデルであるアウディ e-tron Sportback 1st editionが1327万円、バーチャルエクステリアミラー仕様が1346万円となる。

スポーティでスタイリッシュな内外装

スタイリングは、後ろに行くにしたがって絞り込まれるウインドウラインと、なだらかに弧を描くルーフラインによって、SUVクーペらしいスタイリッシュなデザイン。また、上下に配置されたMMIタッチレスポンスディスプレイや、アウディバーチャルコックピットによって未来感溢れるインテリアになっている。

さらに、小型カメラにより車両側方の視界を確保するアウディ初のバーチャルエクステリアミラーは、ダッシュパネルとドアとの間に設置されたOLEDディスプレイに映像を表示。明るさや最適な視角へと調整が可能なことに加え、標準のドアミラーに比べてミラーハウジングがスリム化することで空気抵抗を低減しCDは0.25、高速走行時の風切り音も低減される。

アウディの電動化攻勢がいよいよ開始

アウディはこれまで、2009年フランクフルトモーターショーで初の「e-tron」を発表。また、2017~2018年シーズンのフォーミュラEに置いてチームチャンピオンを獲得するなど、もともと電動化には積極的な姿勢をみせていた。日本でも2011年に早くも電気自動車「A1 e-tron」「A3 e-tron」の試験車両を持ち込み、報道陣向けに試乗会まで開催している。

2018年には欧米市場でe-tronの販売を開始。かねてより販売を宣言していた日本へもようやく導入された。日本ではe-tron Sportbackに続き、SUVタイプe-tronの導入も予定されており、ここから日本での電動化攻勢が本格化することになる。

柴咲コウが“e-tronサポーター”に就任

また、アウディ ジャパンは、女優で歌手でもある柴咲コウをAudi e-tron サポーターに任命。それに合わせ、コラボレーションフィルム「サステイナブルな未来へ」や、このフィルムのために特別に書き下ろされた柴咲の新曲「ひとかけら」をはじめとしたコンテンツを公開した。

人気女優である柴咲コウとコラボレーションし、オリジナルフィルムや楽曲の制作まで手掛けているところを見ると、アウディジャパンがかなり力を入れてプロモーションを行っていることが伺える。

全国2万か所以上の充電ステーションが利用可能

e-tron Sportbackは、左右のフロントフェンダー部に給電口を設置し、右側は家庭用の普通AC(交流200V標準3kW、オプションで8kW対応)用となり、アウディ ジャパンによって家庭での普通充電器設置費用をサポートを受けられる。

左側は急速充電器(出力50kWまで)となり、全国に7,800カ所に設置されたCHAdeMO規格の急速充電気が使用可能。e-tron の95kWh(正味容量86.5kWh)のバッテリーを、0から80%まで約1時間半で充電できる。

1年間月会費と従量料金が無料

また、アウディ ジャパンではe-tronの導入にあわせて、1年目のみ月会費の5,000円と1分15円の従量料金が無料となる「e-tron Charging Service」の提供を開始。このサービスで提供される充電カードは全国約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「合同会社 日本充電サービス(NCS)」加入の充電器で利用可能となる。さらに、普通充電を含めると、21,700カ所(2020年4月現在)の充電ステーションを利用できる。

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