ラミレス逆転サヨナラ弾 インディアンスがポストシーズン進出

【ホワイトソックス3-5xインディアンス】(延長10回タイブレーク)@プログレッシブ・フィールド

インディアンスはタイブレークの10回表に2点を勝ち越されたものの、その裏に4点を奪い、逆転サヨナラ勝ち。ホゼ・ラミレスの17号逆転サヨナラ3ランで2018年以来2年ぶりのポストシーズン進出を決めた。サイ・ヤング賞間違いなしと言われるシェーン・ビーバーを中心とする強力投手陣は、短期決戦において他球団の脅威となりそうだ。

1回裏にセザー・ヘルナンデスの3号ソロで先制したインディアンスだったが、その後はなかなか追加点を奪えず、2番手のアダム・プルッコが6回表にホゼ・アブレイユに19号ソロを被弾して同点。両軍リリーフ陣の好投もあり、試合は1対1の同点のままタイブレークに突入した。

10回表、ホワイトソックスはインディアンス5番手のフィル・メイトンを攻め、アダム・エンゲルのタイムリー三塁打とニック・マドリガルのタイムリーで2点を勝ち越し。その裏、インディアンスは二死からフランシスコ・リンドーアのタイムリー二塁打で1点を返し、ヘルナンデスが四球を選んだあと、ラミレスが右中間への17号逆転3ランを放ち、チームを劇的なサヨナラ勝利に導いた。

日本時間8月22日の時点で打率.230と低迷していたラミレスだが、その後は急激に調子を上げ、9月はすでに10度のマルチ安打を記録。シーズン通算の成績は打率.289、17本塁打、44打点、10盗塁、OPS.979まで向上し、今やアメリカン・リーグのMVP候補に挙げる声もあるほどだ。

インディアンス5番手のメイトンが今季3勝目(3敗)をマーク。ホワイトソックス5番手のマット・フォスターはメジャーデビューから5連勝中だったが、ついに初黒星が記録された。

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