【日本の美味探訪】心に残る秋田県のご当地グルメ3選

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は秋田県です。

比内地鶏親子丼

鳥海山

秋田県のおいしいものとは?

東北の中でも雪が多い秋田県は、人が入れるかまくらが作れるほど、積雪が多い地域。日照時間の少なさは全国第1位で、日焼けしないため色白の美肌が作られます。秋田美人の美肌は、紫外線の少なさと湿度の高さ、温泉を含む名水により育まれています。また名水は、「あきたこまち」「ひとめぼれ」のようなブランド米と、素晴らしい名酒を生み出しています。

秋田県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

大館市

「きりたんぽ鍋」秋田の家庭の味

秋田県のご当地グルメで、真っ先に思いつくのが「きりたんぽ鍋」。昔、炭焼きや狩りのため山ごもりした農民が、ご飯をこねて木の串に巻きつけて山神様へのお供え物とし、それに味噌を塗ったり、鍋に入れて食べたものが始まりだそうです。

串に巻いて、こんがりと焼く細長い形のきりたんぽは、ご当地グルメの情緒満点。きりたんぽ鍋の具材はきりたんぽのほか、比内地鶏やごぼう、まいたけ、長ねぎ、セリなど。筆者は「野菜は冷蔵庫にあるもので」などと思っていたら、秋田出身の知人に「ごぼう、まいたけ、セリはマスト」といわれました。入れないと味が異なるそうですので、必ず材料をそろえましょう。

■参照

きりたんぽの由来 大館市 産業部 観光課

http://kiritanpo.org/origin/

雪国の寒さをほっこり温めてくれる、きりたんぽ鍋。大館産比内地鶏を使った鶏がらスープがしみじみ美味しく、ぐつぐつと煮えたお鍋は、心もポカポカに温まりますよ。

https://youtu.be/IxwL4rSM7mY

【秋田名物本場大館きりたんぽ協会公認】美味しいきりたんぽ鍋の作り方~2019~/tanpofesPromotion

【食べられるところ】

きりたんぽを食べられるお店 http://kiritanpo.org/cat_store/store_eat/

秋田きりたんぽ屋 秋田駅前本店 https://marutomisuisan.jpn.com/kiritanpoya/

秋田比内地鶏や秋田駅本店 http://akita-hinaijidoriya.com

など

横手市

「横手やきそば」病みつきになるご当地やきそば

焼きそばファンなら見逃せない「横手やきそば」は、第二次世界大戦直後、横手市で屋台のお好み焼屋さんを営んでいた男性が、お好み焼き用の鉄板を用いて新たなメニューを模索したことが始まりと言われます。2009年の「B-1グランプリ」ゴールドグランプリを受賞。

太くて真っ直ぐな角麺を、各お店独自の甘めのオリジナルソースで味付け、半熟の目玉焼きをトッピング、福神漬けが添えられていることが特徴。もっちりした麺に、トロトロの目玉焼きの黄身を絡めて食べる横手やきそばは、一度食べたら忘れられなくなる味。手軽な値段なので、食べ歩きもするのも楽しそうです。

■参照

横手やきそばの誕生 協同組合横手やきそば暖簾会

https://www.yokotekamakura.com/yokoteyakisoba/03_roots/index.html

https://youtu.be/2k0WCyOqbTs

【横手やきそば】半熟目玉焼きをからめて食べよう/ご当地観光課のいいね!vol.33(横手市)/旅*東北チャンネル

【食べられるところ】

横手やきそば暖簾会 加盟店

https://www.yokotekamakura.com/yokoteyakisoba/05_shop/images/20200326_shoukai.pdf

元祖 神谷焼きそば屋 https://common3.pref.akita.lg.jp/genkimura/village/detail.html?cid=34&vid;=3&id;=1957

藤春食堂 https://common3.pref.akita.lg.jp/genkimura/sp/village/detail.html?cid=34&vid;=3&id;=1871

など

秋田県南部

「豆富かすてら」ほのぼのする懐かしい甘さ

秋田県南地域で、昔から親しまれてきた「豆富かすてら」。スーパーマーケットでも購入できる、地元で馴染み深いご当地グルメです。今回は筆者のイチオシで、ご紹介いたしますね。

いただき物で初めて食べた時、しっとりした口触りと優しい甘さの懐かしい味に、すっかりファンに。あっという間に、ペロリと1本食べてしまいました。その時の豆富かすてらには干しぶどうが入っており、よくマッチしていました。個人的には、お正月に食べる伊達巻(だてまき)の味によく似ていると思います。地味な印象ですが、ぜひ食べていただきたい地元の逸品。ひと味違ったお土産にどうぞ。

https://youtu.be/ZaF2gOA8xuc

豆腐カステラ ツウ食50選あきた/akitavision

【買えるところ】

佐藤食品 http://www.satosyokuhin.com

藤倉食品 http://www.akita-fujikura.com/fukura/index.htm

菓子司 つじや https://akita-tsujiya.jp/item/kasutera/

スーパーマーケットなど

写真提供:一般社団法人秋田県観光連盟

今回は、秋田県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2020年9月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

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