県内高校生68人 溶接の腕前競う 長与で競技会

高校生が溶接の腕前を競った競技会=県立長崎高等技術専門校

 長崎県高校生溶接技術競技会(県、県溶接協会主催)が20日、西彼長与町高田郷の県立長崎高等技術専門校であり、県内9校から68人が参加し溶接の腕前を競った。
 溶接技術の向上と技能者の育成などを目的に毎年開いている。競技は「被覆アーク溶接の部」の2種目と「炭酸ガス半自動溶接の部」の計3種目。審査員が見守る中、参加者は専用の道具を使い慎重に鉄板を接合していった。
 競技を終えた県立長崎工業高3年の中山知樹さん(18)は「65点ぐらいの出来」と振り返り、「作業環境が違うので戸惑った。2枚の板をつなぐ最初の段階が難しかった」と話した。
 10月末の審査会で順位が決定するという。

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